次世代を担う若手マーケター・クリエイターを紹介する本連載。新たな時代を担うホープたちはどのようなポテンシャルを秘めているのか。今回は花王 コンシューマープロダクツ事業部門 キュレル事業部で活躍する廣澤 祐さんに話を聞いた。
お客さまに寄り添いながらお悩みに応えていきたい
2019年で20周年を迎える花王のスキンケアブランド「キュレル」。「キュレル」のヘアケア・ボディケアシリーズの商品開発から生産、プロモーションまでを担っているのが、コンシューマープロダクツ事業部門 キュレル事業部の廣澤 祐氏だ。
廣澤氏は2015年に新卒で花王に入社し、デジタルマーケティング部に配属された。就職活動では、自分が楽しいと思える仕事をしたいと考えていたという同氏。マーケティングに出会ったのは、就職活動中のインターンシップでのことだった。マーケティングは戦略構築や最終的なアウトプットにおけるクリエイティブコントロールまで見る仕事であると知り、自身も市場をつくっていく仕事をしたいと志すようになった。
「マーケティングは領域が巨大すぎて『マーケティングって何?』と聞かれても、当時の僕は答えられませんでした。ただ、簡単に定義できないくらい難しく、また、時代に合わせて変化していくことが逆に魅力だと感じました」。
マーケティングの仕事に携わりたいとの思いが叶い、入社直後からデジタルマーケティング部に配属になった廣澤氏。同社の複数のブランドを広く見て、マーケティング戦略やプロモーション戦略におけるデジタルのフレームや設計づくり、クリエイティブのアドバイス、デジタルにおける効果検証を実施してきた …