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ターゲットはマスからコミュニティへ 緻密・セグメンテーション戦略

日本HPが『型』にはまらない挑戦をする女性を応援する3つの理由

今田紗梨氏(日本HP)

日本HPでは、本国含めグローバルで共有されている企業理念、尊重すべき価値として「ダイバーシティ&インクルージョン」を掲げている。あらゆるコミュニティにも理解が深い同社が、女性に向けた施策として6月から開始している「ステレオタイプを超えていけ。」キャンペーンについて、日本HPの今田紗梨氏に聞く。

日本HP「ステレオタイプを超えていけ。」キャンペーンのイメージキャラクターには、女優の榮倉奈々さんを起用。テレビCMでは、ステレオタイプを超えて挑戦する女性を演じた。

製品ではなく女性にフォーカス 心に寄り添うキャンペーン施策

スマートフォンが普及したことで、インターネットにつながるだけではない価値が求められているPC。低価格な製品も多く市場に投下される一方で、ひとり1台パソコンを所有する消費者が増えたことや、製品の購買サイクルが長い商材であることを背景に製品の高価格化が進み、二極化が顕著と言えるPC市場。

日本HPでは、エントリーモデルからハイエンドモデルまで幅広く製品を展開する中で、近年ではプレミアムな製品や、女性向けの製品への取り組みに注力している。

同社の製品「HP Spectre(スペクトル) x360」のプロモーション施策として6月に始まった「ステレオタイプを超えていけ。」キャンペーンでは、専業主婦を含め働く女性をセグメントして狙ったもの。本キャンペーンを担当した日本HPの今田紗梨氏は、企画の狙いは大きく3つあると語る。

「ひとつ目は、ビジネス的な理由。若干縮小している個人向けPC市場の中で、どのようにビジネスを伸ばしていくかを考えた時に、メインの顧客層である男性の層とは違ったターゲットに訴求していく必要があったためです。

2つ目は、その中でもスペクトルという製品が機能面はもちろん、見た目やデザインにこだわっているため、女性にも受け入れられやすい製品であったという理由があります。

3つ目は、世間的にも女性の社会参画が叫ばれている中で、まだまだ知られていない当社の『ダイバーシティ&インクルージョン』というDNAをマーケティング・メッセージとして発信することに挑戦してみたかったという理由です」。

HPではグローバルで、マーケティングやコミュニケーション関連のパートナー企業にも「ダイバーシティ&インクルージョン」を推進しているという …

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