次世代を担う若手マーケター・クリエイターを紹介する本連載。新たな時代を担うホープたちはどのようなポテンシャルを秘めているのか。今回はレインズインターナショナルで活躍する上杉紗耶加さんに話を聞いた。
マーケターも接客業もお客さまに向き合う視点は同じ
人気焼肉チェーン牛角を展開するレインズインターナショナル。同社の牛角マーケティング部で活躍する上杉紗耶加さんは、飲食店で6年以上の接客業務の経験を積んだのち、今年の1月から同社に入社した。
接客の仕事で"お客さまに喜んでもらえる"ことをやりがいに感じていた上杉さんは、それを別の視点から実現することはできないか考えたという。そのことが、マーケティングの仕事にチャレンジするきっかけになったそうだ。
現在は、折り込みチラシや店頭の販促ツール制作、LINEやTwitterなどのSNSの運用を担当しているほか、キャンペーン施策などにも携わっている上杉さん。
実際にマーケターになってみて、「マーケティングに携わる以前は、ひたすら数字と向き合っている仕事というイメージを持っていました。ですが実際に経験してみて、数字を見ることはもちろん大事ですが、お客さまに『どのように感じられているか』『どのような体験を提供できるか』など、お客さまの気持ちを考えることから、すべての仕事が始まっていることに気づきました。予想に反していましたが、目指しているところは接客と同じなのだと考えるようになりました」と話す。
自らメニューの試作も 商品企画に積極的に提案
上杉さんが携わった仕事のひとつに「ぷるるんビー玉ゼリー」がある。同商品はフルーツの入ったカラフルなゼリーのデザートで、提案から実現まで、主担当として携わった …