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クリエイティブの「種」、のようなもの

変化する「クリエイティブ・ディレクター」の役割

小助川雅人氏(資生堂)

人々の心を揺さぶり、行動を喚起することを目的とする「広告」。まだ誰も見たことがない新しい表現を通じて、自社ブランドの魅力を強烈に訴求することを求められるインハウスクリエイターは、日々、どのような物事からインスピレーションを得ているのでしょうか。資生堂 クリエイティブ本部の小助川雅人氏が、「広告」の枠組みにとらわれず「気になった」ものを毎回セレクトし、クリエイティブワークに生かせそうなポイントを考察します。

私が資生堂の宣伝部(現・クリエイティブ本部)で仕事を始めたのが1994年。その頃のクリエイティブ・ディレクターの役割は、CMと雑誌(時に新聞)などマス広告の「表現」をどうするか、であった。ところが今、クリエイティブ・ディレクターの仕事はまるで違うものになってきている。SNSを含むデジタルにおけるプロモーション、イベント、パッケージ、それら全体を組み合わせるコミュニケーションプランの設計などその領域は多岐にわたる。言うまでもなく、それは情報の「伝わり方」の変化によるものである。

「伝わり方」の変化は際限がない。デジタルの広告メニューは増える一方であるし、「データ」の活用や、それによってPDCAを回すプラン、インターナルなコミュニケーションなど、求められるものも加速度的に増えていく …

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