協賛企業は実在のブランドや商品に関する課題を出しているため、優れた応募作品は実際に広告として起用される場合もあることが「宣伝会議賞」の魅力のひとつ。本ページでは、第55回「宣伝会議賞」で応募いただいた作品の中から広告となった作品の一部をピックアップし、紹介します。
読売中高生新聞
成見 薫/中高生部門協賛企業賞
「私を変えたあの記事は、今でも壁に貼ってある。」
成見薫さんの作品は、読売中高生新聞がインターハイで配布したパンフレットの表紙に使用された。中高生部門の受賞作が実際の広告に起用された初の事例となった。
成見さんコメント:自分のコピーが有名な読売中高生新聞の広告に使われたことは信じられないですが、それが企業様の役に立ち、また自分の言葉がたくさんの人に届くきっかけになったことは、本当に嬉しいです。デザインなども加わって自分のコピーが自分のものでないようで、すごく感動しています。これを機にコピーを考えることへの興味がさらに高まり、その広告の役に立つだけでなく、誰かの心に響くようなコピーを考えられるようになりたいと思いました。
読売中高生新聞コメント:10代の心を刺激する新聞をつくる。読売中高生新聞の編集方針のひとつです。昨年度、協賛企業賞を受賞したこのコピーは、そんな思いを美しい響きで表現してくれました。ひとりでも多くの10代が「読売中高生新聞で自分は変われた」と思ってもらえる紙面をつくる、という決意表明も込め、全国高校総体などで配布するパンフレットに活用させていただきました。編集室では、今年の宣伝会議賞の応募作品も積極的に活用していきます。
クレディセゾン
林 次郎/グランプリ
「現金なんて、お金の無駄づかいだ。」
「言葉の乱れ」 篇 60秒
男性:今日は、「大人の日本語の乱れ」について、お話ししましょう。まず「会議が煮詰まる」とは「議論が進まない状態」を表すのではなく、「結論に近づいた」というのが本来の意味です。「あいつ、現金なやつ」という言葉があります。ちゃっかりしたやつ。自分が得をするために、相手にうまく合わせて、ポイントを稼ぐような人に使う言葉です。しかし、ここにも大きな誤解があります。なぜなら、現金では、ポイントは稼げません。ところが!セゾンカードで支払えば、買物をしても、旅行に行っても、スマホ代を支払っても、生活の隅々まで、ちゃっかりちゃんと、永久不滅ポイントが貯まります!つまり「現金なヤツ」には、ポイントは貯まらないのです …