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グランプリはNTTドコモ コードアワード2018贈賞式開催

2002年創設の「モバイル広告大賞」を継承し、今年で5回目を迎える「コードアワード」。今年から一次審査員が加わり、昨年以上に厳正な審査となった「コードアワード2018」を制した作品に注目する。

審査員と受賞者の集合写真。

デジタルを活用したマーケティングコミュニケーション施策を表彰する「コードアワード2018」の贈賞式が8月2日に行われた。

「世界を拡張せよ。」をテーマに、今年は2017年4月1日~2018年3月31日に実施・開始された施策を対象に募集。国内外から129点の作品が集まった。昨年からの大きな変更点は、「オンライン・フィルム」「プロダクト&サービス」の2部門新設と、一次審査員による審査の導入。一次審査員15名、最終審査員8名の総勢23名によって、厳正な審査が行われ、一般投票による「パブリック・ベスト」も選出された。

昨年に引き続き審査員長を務めたPARTYの伊藤直樹氏は、「一次審査員の審査が加わったことで身が引き締まる思いで審査ができました。今後は、さらにメディアがスマホ中心になっていき、映像メディアとそれ以外のメディアは融合していくと思います。レイテンシーのない時代に、クリエイターも準備する必要があるでしょう」と語った。

式の最後では、来年のコードアワードの一環で、カンファレンスの開催が予定されていると明かされ、コードアワードの今後を期待させた。

グランプリの贈賞時には、サプライズで「FUTURE-EXPERIMENT VOL.01 距離をなくせ。」に出演したPerfumeより喜びのビデオメッセージが贈られた。

総評をする PARTYの伊藤直樹氏。

「ベスト・オンライン・フィルム」と、「ベスト・イフェクティブ」の贈賞シーン。

    【グランプリ】

    NTTドコモ 「FUTURE-EXPERIMENT VOL.01 距離をなくせ。」


    距離と遅延を限りなくゼロに デジタル制作の問題に挑む
    この作品は、デジタルでの制作が始まって以来の「レイテンシー」という大きな問題に立ち向かって、国や人の間に存在する「ボーダー」という大きなテーマを捉えて挑んでいる点から満場一致でグランプリに決まりました。3カ国の都市で同時に行う試みは、時差もあるので本当に難易度が高いと思います。そういった条件を乗り越えて、どの部門、どの評価基準を取っても満点に近いぐらいの素晴らしい作品になっていると思います。

    広告会社:電通+Dentsu Lab Tokyo
    制作会社:電通テック+ELEVENPLAY+Rhizomatiks+P.I.C.S.

    PARTY
    クリエイティブディレクター
    伊藤直樹氏

    【ベスト・イノベーション】

    ヤフー 「Yahoo! JAPAN 聞こえる選挙」


    社会問題を自分ごと化 鮮やかな切り口と手法が秀逸
    聞こえないという情報格差をテーマに、視覚障害のある方が普段どのような音声で情報を得ているかを疑似体験できるこの施策は、新しくて温かいユニバーサル時代の考察と工夫があり、視覚障害のある方を取り巻くさまざまな情報環境において考えていくきっかけが提示されていました。

    広告会社:電通
    制作会社:BIRDMAN+二番工房

    事業構想大学院大学 学長
    宣伝会議取締役
    メディア情報統括
    田中里沙

    【ベスト・クラフト】

    全日本空輸 「THE TANGIBLE MANNER」


    日本の美を最新技術で表現する ブランドにも寄与するコンテンツ
    柔道や華道など日本の「道」文化を、インタラクティブな形でデータ・ビジュアライゼーションするだけでなく、パソコンやモバイルで遊べるような映像技術をつくっています。特に、外国人の方にとっては日本の美を実感できるため、ブランドにも寄与するコンテンツだと思います。

    広告会社:猿人
    制作会社:BIRDMAN

    電通マクロミルインサイト
    CDO
    アウトブレイン
    顧問
    本間充氏

    【ベスト・イフェクティブ】

    UHA味覚糖 「ぷっちょあーん 4Dゴーグル」


    最新技術で男子の夢を叶える 分かりやすさと結果に高評価
    プロダクトムービーが1週間に1000万回再生されているだけでなく、若者を中心にシェアされていることから非常に今の時代に合った施策だったと言えます。コンセプトも分かりやすく、優れたクリエイティブに優れた結果に繋がったというところで評価をしました。

    広告会社:アサツー ディ・ケイ
    制作会社:ピラミッドフィルム クアドラ

    BIRDMAN
    代表
    クリエイティブディレクター
    築地 Roy良氏

    【ベスト・キャンペーン】

    東京電力ホールディングス 「INSIDE FUKUSHIMA DAIICHI」


    世の中が求めている情報を発信 今あるべき東京電力の広告
    福島第一原発で何が起こっているのか直接的に感じられなかった内部の状況や作業員の方々の営みが、演出することもほぼなく発表されているまさに世の中が求めている情報でした。複雑に絡み合った問題を東京電力自身がほどき始めた、ある意味出発点に感じました。

    広告会社:読売広告社
    制作会社:Interactive Studio 1→10design+キャンディーフィルム

    Rhizomatiks
    Creative Director
    Technical Director
    齋藤精一氏

    【ベスト・ユース・オブ・メディア】

    WWF JAPAN 「WITH STAMP」


    ハンコをメディア化 日本的な文化で環境問題を提示
    デジタルなアワードにおける、「メディア」部門とは、「ユーザーに対する価値の提供方法のイノベーション」を表彰する部門だと思います。ベストのWITH STAMPはデジタルとアナログのいいとこどりをしながら、ハンコという日本的なものを使って、環境問題をスマートに自分ごと化させています。

    広告会社:アサツー ディ・ケイ+PARTY
    制作会社:クリエイターズグループMAC+ピラミッドフィルム+northshore

    電通
    エグゼクティブ・クリエーティブ・ディレクター
    佐々木康晴氏

    【ベスト・オンライン・フィルム】

    リブセンス 「マッハバイト」


    完成度とボケが高次元で両立 絶妙に考えられた6秒
    オンラインならではの技とか工夫がない作品が多い中で、教科書のような6秒だったと思います。テレビCM的な文法を度外視して、潔くコピーを使わなかっただけでなく、ところどころのボケとかオンライン視聴者のインサイトや行動を理解してストーリーやネタをつくりこんでいました。

    広告会社:PARTY+電通
    制作会社:T&E

    TBWA\HAKUHODO
    チーフ クリエイティブ
    オフィサー
    佐藤カズー氏

    【ベスト・プロダクト&サービス】

    ユカイ工学 「Qoobo」


    愛らしさの秘密はしっぽにあり?ペットの持つ癒しを誰にでも
    あわやグランプリというところまで行ったのが、Qooboでした。動物の愛され力の源はしっぽなのでは?という着眼を、プロダクトに素直に直結させていますが、細かい部分のチューニングが効いているおかげで、それが絶妙のバランス感の仕上がりになっています。

    広告会社:博報堂
    制作会社:ピラミッドフィルム

    Takram
    代表
    デザインエンジニア
    田川欣哉氏

    【パブリック・ベスト】

    ソフトバンク 「私立スマホ中学」


    一般投票者からのコメント
    「義務教育だけが勉強じゃない」親子で共通の話題にも

    「先生から聞いたお説教は聞いたそばからどこかに抜けてしまうのに、スマホ中の先生が話す体験からのアドバイスは心に響いた」。
    「それぞれが経験に基づいた講義をしていて、子どもたちにスッと入ってくる内容。親子でなかなかコミュニケーションが取りにくい年代の子どもたちとの共通の話題のひとつになった」。

    広告会社:博報堂
    制作会社:CHOCOLATE

    お問い合わせ

    コードアワード運営事務局(株式会社D2C内)
    info@codeaward.jp

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