自国以外の対戦も盛り上げたい フジテレビの挑戦
日本中を熱くした「2018FIFA ワールドカップ ロシア」。FIFAランキング上位のコロンビアに勝利し、続くセネガル戦では引き分け、ポーランド戦では敗れはしたものの、強豪ぞろいのH組の中で日本は見事決勝トーナメントに進出。FIFAランキング3位のベルギーとも熱戦を繰り広げ、深夜にも関わらず、日本国内は大いに盛り上がった。
同時に、大迫勇也選手がコロンビア戦で決勝点を挙げると、瞬く間に「大迫半端ないって」のフレーズが拡散され、SNSだけでなくニュースでも連日放映される注目ぶりとなった。
もちろん、試合予想も白熱した。2010年の「FIFA ワールドカップ」南アフリカ大会では、タコの「パウル君」がドイツ戦と決勝の計8試合すべてを的中させ、世界的に話題となった。続く今回のロシア大会では白猫の「アキレス君」が勝敗を予想し、4試合連続で的中。アルゼンチン対ナイジェリアの予想結果は惜しくも外し、パウル君の偉業には届かなかった。
そんな中、フジテレビは自国以外の対戦も盛り上げるため、AIで試合予想をしていく「AIカビラくん」を開発。ジョン・カビラ氏を模した「AIカビラくん」が、フジテレビが中継する全8試合を予想し、視聴者も予想に参加する形式を作成した。
実施理由について、プランナーのひとりである東急エージェンシーの岩﨑菜々子氏は、「ジャパンテクノロジーとフジテレビのサッカーのビッグデータを融合させた人工知能搭載のロボットによる試合結果予想で世界を驚かせたいと考えました」と話す …