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買い物意欲の高い主婦にリーチ チラシ閲覧ログを使った広告配信サービスが開始

凸版印刷「Shufoo!」

買い物情報デジタルメディアとして日本全国のチラシを配信し、月間3.8億PVを誇る凸版印刷のアプリ「Shufoo!」。同社では「Shufoo!」のチラシ閲覧ログからセグメントした、買い物意欲の高い主婦に向けて広告を配信できる新たなサービスを始めている。

(左)
凸版印刷 メディア事業推進本部 メディア営業部 メディアアカウント1チーム 富岡大地氏
(右)凸版印刷 メディア事業推進本部 主任 森谷尚平氏

家庭の決裁権者にリーチが可能 保険や学習塾の出稿も

30~40代の主婦層を中心に、月間1100万人が利用する電子チラシアプリ「Shufoo!」。現在、全国11万店舗からのおトク情報を、郵便番号単位でエリアセグメントをして生活者に配信している。

2001年にサービスを開始した当初は、紙のチラシを代替するサービスとして流通企業の利用が多かったが、近年はメーカー企業の利用も増えている。メーカーと流通のタイアッププロモーションの場になるなど、最近は多様なプロモーションを行うプラットフォームとして活用の幅が広がっている。

「流通企業様との取り組みの中で、日々おトク情報を取得しながら購買活動をしている主婦層というユーザー基盤をつくったことで、メーカー等その他業態のコンテンツが増えてきているというのが現在の状況です」(凸版印刷・富岡氏)。

「Shufoo!」がプラットフォームとして企業や自治体に活用される理由として、30~40代の主婦層、ファミリー層がメインユーザーであることから、家庭の中で、ある程度予算を握っている層に直接リーチできる点が挙げられる。そのため、最近は学習塾やフィットネスクラブからも問い合わせが来るという。

「Shufoo!」の電子チラシの例
「Shufoo!」は30~40代の主婦層を中心に、月間1100万人に利用されている。

チラシの閲覧データから「買い物行動圏」を把握する

凸版印刷では昨年「Shufoo!」の閲覧ログを活用したオーディエンス・ターゲティング型広告「Shufoo! Audience Targeting Ad」のサービスを開始した。このサービスは「Shufoo!」を利用する年間3000万人の主婦のチラシ閲覧データを用いることで、買い物行動圏、閲覧カテゴリ、一部、趣味嗜好のデータを組み合わせて、ソーシャルメディア広告、Web広告が配信できるサービスだ。

「『Shufoo! Audience Targeting Ad』の開始に先立ち、すでに当社では『Shufoo! DMP』を開発していました。広告の配信には、このDMPを活用しています。年間3000万人以上のユーザーと11万店舗以上の店舗閲覧ログによって、日常の買い物行動圏、さらに20以上の店舗カテゴリ区分による興味範囲が把握できる点が、このDMPの強みです」(凸版印刷・森谷氏)。

また、DMPのデータ自体に対する企業からの期待も大きく、トライアル段階ではあるが、「Shufoo!」のユーザーデータやレポーティングを提供するサービスである『Shufoo! Audience Sync(仮称)』も検討中だ。今後、「Shufoo!」ならではの買い物行動圏に関わるデータは、活用可能性が広がっていきそうだ。

主婦層の買い物行動圏を捉える「Shufoo!」
来店可能性の高い行動圏を持つ主婦のターゲティングが可能。

天候など環境データをプラス リアルな生活に迫るデータを目指す

「Shufoo! Audience Targeting Ad」のサービスを開始してから半年が経過したが、買い物行動圏データを基にした広告の配信は、利用企業からの反応も良いという。

「例えばユーザー1人当たり、スーパーマーケットで言えば平均で約4店舗のチラシを見比べているというデータがあります。チラシを見ている店舗は、すなわち行く可能性がある店舗。この店舗情報から日頃、そのユーザーがどのあたりで買い物をしているのか、エリア情報が分かります。そして、私たちはこのエリアを"買い物行動圏"と呼んでいるのです。実態を伴う買い物行動データに基づいたターゲティングが可能なので、配信先のメディアのオリジナルデータだけで広告を配信した場合に比べ、高い反応率を記録することができています」(森谷氏)。

オフラインにおける買い物データに強みを持つ「Shufoo!」のDMPだが、今後の進化の方向性として「買い物データの深化」と「オフラインデータの拡充」の2つを考えているという。

「買い物データの深化については、天気を始めとする環境データ、レシートやID-POSなどから得られる、より詳細な買い物データも組み合わせ、深く買い物嗜好に迫るデータの開発を目指しています。例えば、凸版印刷の子会社で電子地図サービスを提供するマピオンとの連携など、すでに具体化が始まっています。そしてオフラインデータの拡充については、「Shufoo!」以外のユーザーのオフラインの行動を把握できる他の自社サービスと連携し、これまで以上にオフラインの行動を把握できるデータへと進化をさせていく計画です」(森谷氏)。

もちろん、この2方面でのDMPデータの進化が実現すると、広告配信の精度もさらに高まることにつながる。例えば、気象環境など環境データをユーザーデータに組み合わせれば、より買い物のモチベーションが高まっているピンポイントのタイミングを捉え、広告を配信することができるようになっていくだろう。

「広告主の方々とはパートナーシップを組みながら、可能な限り、私たちのデータも提供して、両社のデータを組み合わせながら、データ活用、広告配信の勝ちパターンを探っていきたいと考えています」(森谷氏)。

さらに「Shufoo! Audience Targeting Ad」では近々、来店可視化や、ユーザーの買い物行動圏、チラシ閲覧行動をもとにターゲティングしてメッセージを届ける「Shufoo! アプリターゲティング」や「気象連動型広告」といった新しい広告メニューの提供も予定しているという。家庭消費の決裁権者である主婦層にリーチできるメディアとして、今後もさらなる進化を図っていく計画だ。

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