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広告ビジネスを変える!? ベンチャー企業の挑戦

MediaMath に聞く世界のプログラマティック広告の潮流

MediaMath

日本を含むアジアを統括するシンガポールのオフィスの様子。

世界で初めてDSPを開発 プログラマティック市場をけん引

デジタル広告におけるパーソナライゼーションが進む一方で、すべてのデバイス、タッチポイントを統合したパーソナライゼーションが実現していないがゆえ、消費者の広告に対する不信感が高まりつつある。

またマーケター側においても、アドブロックやアドフラウド、取引の透明性、正確な効果測定の課題がクローズアップされるなど、近年デジタル広告に関わる話題は多い。

こうした課題を解決しようとしているのが、2007年に米国ニューヨークで創業したMediaMathだ。同社は世界で初めてDSP(デマンド・サイド・プラットフォーム)を提供した会社で、グローバルで「プログラマティックマーケティング」の浸透を推奨。

日本を含め、全世界に17支店を展開するグローバルテクノロジーカンパニーである同社は、メディアのBuySide(広告主)に特化している点に特徴があり、現在はDMP(データ・マネージメント・プラットフォーム)も提供。広告主のマーケティング活動におけるパーソナライゼーション実現を支援している。

DSPでは先駆者的存在で過去11年間マーケットをリードしてきた同社。2017年には、米国のリサーチ会社であるフォレスター・リサーチ社に「DSPでリーダー」との評価を受けている。

2014年日本市場に参入 今は啓蒙が必要なフェーズ

MediaMath、日本法人代表の富松敬一朗氏は「マーケターにとって、デジタルテクノロジーが浸透するはるか以前から、パーソナライゼーションは究極の理想だった。その理想がテクノロジーの進化により、実現可能な時代になったのが現代だ。その中でも我々は消費者を起点に、チャネルやデバイスをまたいだワントゥワンコミュニケーションの実現を支援。さらにAIを用い、効果測定と配信の最適化まで実現するサービスをひとつのプラットフォームで提供している。顧客のマーケティング課題が解決できるよう、専門性が高いスタッフがアドバイスをしている他、ネット広告を運用できる人材が増えるようトレーニングをするなど、人材育成にも力を入れている」と説明する …

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