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注目の広告業

創業80周年を迎え、CIを刷新 OOH起点の統合コミュニケーションを提案

弘亜社

複合的なコミュニケーション目指し 唯一無二の体験価値を設計

OOHの分野で独自のポジションを確立してきた弘亜社が、ここ数年大きな話題となる企画を次々と手掛けている。

2013年のバレンタインシーズンには、新宿駅地下通路に設置した有楽製菓「ブラックサンダー」の自動販売機「義理チョコの素」が長蛇の列をつくりSNSでも拡散。2015年に原宿・心斎橋で実施した資生堂のメーキャップブランド「マジョリカ マジョルカ」のイベントでは、100万件を超えるツイートを誘発。従来のOOHメディア開発に留まらないプランニングを仕掛けている。

同社は5年前から、交通媒体の広告代理業を主とした以前の体制から新体制に生まれ変わるため、改革に取り組んできた。その指揮を執る代表取締役社長・大村寿一郎氏は次のように話す。

「生活者がスマートフォンを持つようになったことで、OOHをタッチポイントに、そこからさらにコミュニケーションが広がるようになっている。生活者の心の動きも含めた具体的なムーブメントを起こすことが求められるようになったと感じている」。

創業80周年を迎えた今年は、ヒトのココロを動かす掛け算「MOVING.X」を掲げ、企業サイトもリニューアルし、社員の意識醸成にも力を入れている。

改革の肝はデジタル部門の強化だ。最近では「デジタルソリューションチーム」を新設し、デジタルに精通した人材を集めてきた。また、外部会社とも積極的にアライアンスを組んでいる。「デジタルマーケティング、PR、ソーシャル、イベントなど全体設計を行うことで新しい価値を提供できていると思う」と大村氏は話す …

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