デコム×ブラビス・インターナショナル 商品開発支援プログラムで協業
リサーチラボのデコムと、ブランディングエージェンシーのブラビス・インターナショナルが協業し、商品開発支援プログラム「DeVil Insight」の提供を始めた。消費者の隠れた欲求であるインサイトを起点とした商品開発が求められて久しいが、商品やサービスの具現化までこぎつけるのは容易ではない。同プログラムはこれを一貫して支援するものだ。
デコムは心理学、文化人類学、統計学の理論を元にしたインサイトリサーチからアイデアを生み出すことを得意とする。一方ブラビス・インターナショナルは、アジアを中心に7カ国に支社を持ち、コンサルタントやデザイナーによるチーム制で顧客のブランディングを支援してきた。今回の協業により、市場機会の特定、インサイトの発見からコンセプト・アイデア開発、ネーミングやデザインへの落とし込みとアイデア検証までワンストップでの支援が可能になる。
アイデア開発の過程では、顧客企業を交え、市場機会とインサイトを踏まえた商品・サービスを生み出すためのワークショップを行う。中国やタイ、韓国などでのグローバルなサービス展開も対応可能だ。今後、同プログラムに関心を持つ企業を対象にしたセミナーの開催も予定している。
楽天、広告関連商品のブランドを統一
楽天は、これまで提供していた広告関連商品を含め、提供するマーケティングソリューションを、「Rakuten Marketing Platform(以下、RMP)」というブランドに統一した。
同社の強みは約9500万の会員IDと、これと結びつくECと実店舗双方の購買データを保有していること。このビッグデータを活用し、認知、興味関心、購買、ファン化といった消費行動の各段階に対応するフルファネルの広告関連商品群を持つ。ユーザーや販売動向、タッチポイントなどの事前分析から実行、事後分析までワンストップで応えられるのも特徴だ。
特に実行フェーズを支援する商品ラインナップは、純広告から編集タイアップやサンプリング、ビッグデータとテクノロジーを活用した複合プロダクトまで幅広い。
すでに「RMP」を冠し提供されていた、楽天市場を起点としたデータマーケティング「RMP-Brand Gateway」や来店を促進する「RMP-Go! Spot」に加え、楽天データを用いた運用型広告や楽天スーパーポイントを活用したアフィリエイトなども今回のブランド統一により「RMP」を介したサービス名に改称する …