広告マーケティングの専門メディア

           

クリエイティブとテクノロジーの交差点

テックトレンドの発信地、オースティンから感じた地元愛

富永勇亮氏(dot by dot inc.)

広告・コミュニケーションの手法や表現の可能性を大きく広げてくれる、最新テクノロジーの数々。「CES」や「SXSW」といったイベントに熱い視線が注がれているのも、そんなテクノロジーへの期待の高まりの証左と言えます。

しかし、そんな時代だからこそ、「テクノロジーありき」で発想してしまうことの危険性を、インターネット育ちのプロデューサー・富永勇亮氏は指摘します。本連載では、広告・コミュニケーションのあり方を変えるような先進テクノロジーや、その活用事例を紹介しながらも、テクノロジーに踊らされることがないよう、マーケターやアドパーソンが押さえておくべき視点や考え方を提示します。

SXSWの開催地、オースティンは私にとって思い出深い街だ。2015年SXSWのピッチイベントに「Lyric speaker」チームの一員として参加し、Best Bootstrap Companyに選ばれた。ピッチは過酷で最初は短い時間のプレゼンと質疑応答なのだが、徐々に分数が延びていき、毎回審査委員も変わる。その度に尺が延びた分の説明ページをつくり、プレゼンを再検討する。仮眠をとっては会場に向かうことを繰り返した。

その時の移動手段として活躍したのが自動車配車サービスのUberだった。Uberの説明は割愛するが、この街の配車サービスの栄華盛衰はドラマチックで面白いので、流れをまとめたい …

あと69%

この記事は有料会員限定です。購読お申込みで続きをお読みいただけます。

お得なセットプランへの申込みはこちら

クリエイティブとテクノロジーの交差点 の記事一覧

テックトレンドの発信地、オースティンから感じた地元愛(この記事です)
平昌の空に刻まれたワールドレコードからの学び
dot by dot inc. 富永勇亮氏による新連載がスタート!
宣伝会議Topへ戻る

無料で読める「本日の記事」を
メールでお届けします。

メールマガジンに登録する