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成長する「プチギフト市場」

市場ニーズが生み出した、ギフト専門ショップ「BIRTHDAY BAR」

菅沼志乃氏(マグスタイル)

フォーマルなギフトの市場が縮小傾向にある一方、拡大傾向にあるのがパーソナルギフト。その潮流において、『ギフト』に特化した商品展開を繰り広げている「BIRTHDAY BAR」。事業を手掛けるマグスタイルの代表取締役社長・菅沼志乃氏に話を聞きました。

時代の潮流に応えた結果、誕生した「BIRTHDAY BAR」

2004年、当時出版社のマガジンハウスが運営していた生活雑貨店「クロワッサンの店」を引き継ぐために、設立されたマグスタイル。

ギフトショップ「BIRTHDAY BAR(バーステイ・バー)」は、時代の潮流を汲んだ、百貨店をはじめとしたテナントの要望や需要に応えていく過程の中で生まれたと同社で代表取締役を務める菅沼志乃氏は話す。

2006年、二子玉川高島屋SCの地下1階にキッチン用品のセレクトショップ「croissant croissant(クロワッサン クロワッサン)」を出店して以来、表参道や恵比寿、目黒などの都心エリアを中心に、同じくキッチン用品を取り扱う「CUiSiNE HABiTS(クイジーヌ・ハビッツ)」を出店。働く女性をターゲットに事業を展開してきた。

「そうした中で、店舗のスタッフとの間で、『ギフトラッピングが多い日は、売上が伸びるよね』という話になりました。そこから着想を得て、渋谷ヒカリエへ出店するにあたってギフトに特化したセレクトショップ『バースデイ・バー』のオープンを決めました」と菅沼氏。

大阪、名古屋、福岡など、いまでは全国に18店舗を構える同ショップだが、駅チカや駅ナカなど好立地のテナント出店が目立つ。それは30~40代の働く女性をメインのターゲット層に設定しているためで、ギフトの価格相場といわれる約1500円を抵抗なく、使うことができると推察しているためだという。

これまでの事業展開を通じて、菅沼氏はプチギフトをはじめとしたパーソナルギフトには、"大人のコミュニケーションツール"としての役割があるのではないかと考えるようになったと話す。

「店舗にいらっしゃるのは30~40代の方が多く、日々のちょっとした御礼として渡すため、商品を購入している姿が目立ちます。ターゲット層よりも少し上の世代が、かつてお中元やお歳暮として贈っていたフォーマルなギフトが、形と頻度を変えてきたのではないでしょうか」。

ターゲットは、確かに働く"女性"だが、男性にも気軽に来店してもらえるよう、都会的でユニセックスなイメージを目指して、「バースデイ・バー」という店名をつけた、と同氏は続ける …

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