
考える練習帳
● 著者/細谷 功
● 発行所/ダイヤモンド社
● 価格/1500円(税抜)
「AIがコピーライターの役割を担ったり、膨大な購買・行動データから『個客』に併せたリコメンデーションを自動で考えてくれる時代、人間がやるべきことは何でしょうか」。来たるAI時代を見据え、著者の細谷功氏は、この問いに対して「考える」ことだと答える。
つまり、知識や事例やデータの分析でAIが人間をすでに超えた昨今、私たちに求められているのは知識ではなく「思考(考える)力」ということだ。本書について細谷氏は「能動的に仮説を設定・提案していくために必要な『自ら創造的に考える力』の実践へのヒントを提供します」と語った。
私たちの思考を妨げている数々の要因に目を向かせ、そこから脱却し「考える力」を鍛えるための一冊である本書。だが本来、思考停止をさせている要因に気付くこと自体が非常に難しい …
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