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放送と通信の融合 規制改革会議の議論から

志村一隆

「放送法4条撤廃」を巡って立ち消えた規制改革への議論

何年かに一度、放送と通信の融合が話題になる。ちょうど今年も、内閣府の規制改革委員会で、放送の規制改革をテーマに議論が続いている。

約100年前に、通信技術を応用しラジオ放送が始まって以来、通信と放送は制度的に区分けされてきた。通信は1対1、放送は1対多数を対象にしたサービスであり、技術である。しかし、近年ではAbemaTVのように通信の枠内にあるインターネットでも、「1対多数」のコンテンツ配信が可能になっている。技術的には通信も放送も、その境界が曖昧になってしまったのだ。

そうした技術革新に規制を合わせ、新しいビジネスをつくっていこうとするのが規制改革委員会の議論であり方向性である。ところが、この委員会を取り巻く雰囲気が途中から政治色を帯びてしまった。放送局を規制するのは放送法であるが、その4条を撤廃する方向性で議論が行われているとの報道が3月15日にされたのだ。

放送法4条とは、放送局の番組編集に政治的公平などを求める条項である。この規定は至極当然であると思うが、時々個々の番組の編集の仕方が一方的だと、権威から指摘されることがある …

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