「広告重点課題アンケート」に、広告主意識の変化が見える
日本アドバタイザーズ協会から「広告重点課題アンケート」が発表された。
広告重点課題の上位5つは、第1位が「商品・サービスブランド価値向上」、2位が「広告効果の測定検証」、3位が「広告予算・媒体間配分の最適化」、4位が「統合型コミュニケーション戦略の構築」、5位が「企業ブランド価値向上」の順である。ちなみに「セールスプロモーションの強化」は、宣伝部主体の調査のためか8位と重視度は低い。今回とりわけ注目されたのは、「統合型コミュニケーション戦略の構築」への賛同率の大幅な上昇である。
同調査は、次のように分析している。
「現在は、社会的動向からもインターネットを活用せざるを得ない状況となり、デジタルシフトがなかば強制的に進んでいるともいえる。そのため、いまはインターネットとマスメディアの組み合わせが着目されているものの、デジタルシフトによる影響が落ち着けば、一層幅広いコミュニケーション手段の活用が進むのではないか。例えば、自由回答でも挙げられた『売り場』を考慮したコミュニケーション戦略や、広告とPRを統合したコミュニケーション戦略といった形で、さらに多様なメディアの統合にも目を向けていく必要があるだろう」 …
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