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宣伝会議賞

第55回「宣伝会議賞」贈賞式レポート【6】─次審査員より講評(2)、中高生部門審査講評

45万8944点の全応募作品の中から一次審査を通過したのは、わずか1.1%。一次審査を担当いただいた審査員の方々に、第55回「宣伝会議賞」について講評いただきました(五十音順)。

フロンテッジ 島田浩太郎
たくさんのコピーを今年も拝見しました。毎年のことになりますが、選ぶ基準は、視点のいいコピーです。そういうコピーに出会うと、何年コピーライターをやっていてもうれしくなります。受賞作品は、そこが優れているものばかりのはずです。

博報堂 下東史明
大喜利は嫌いじゃないが、厳密にはコピーでない。と僕は捉えるので、0点だけど100点!のようなコピーは判断に悩みました。100点で0点、なものも悩みましたが。かと言って60点、みたいなのもね。。。

電通 薄 景子
思わずぷっと吹いたり、ほろりときたり、ああそれ私だけじゃなかったんだ~と妙にうれしくなったり…。そのコピーを読んだ瞬間に、自分の心が動いたかどうかで選びました。今年も素敵なコピーに出会えました。ありがとうございます。

グレイワールドワイド 多賀谷昌徳
商品特性をわかりやすく書いたコピーは、間違いではないんです。が、「宣伝会議賞」ではかなりの割合でかぶります。なので、課題と向き合わなかったら考えもしなかった自分の思いを見つけてください。あるいは、ここ最近よく思うことがあれば、その思いに合いそうな課題を見つけてみる、ってのもありだと思います。

電通 玉山貴康
言葉には、音と意味があって、その意味も、辞書的な覚え方ではなく、体験に基づいて得られますね。コピーを考える時、さまざまな言葉が浮かび上がる。どうかその一語一語をスルーしないで、大切に扱ってほしいのです。それは、あなたの分身。その一語と現代社会やターゲットとのつながりを観察してみる。すると見つかる、かも。

アサツー ディ・ケイ 辻 毅
キラリと光るコピーを見つけ出す審査の作業は、宝探しのようでいつもワクワクします。難しい題材だとどうしても同じようなアプローチのコピーが多くなりがちです。でも逆に、難しい題材だからこそ、目立つコピーが書きやすかったりするものです。あえて難しい題材を選ぶという戦略もありだと思います!

電通中部支社 都築 徹
これだけの人が、こんなにも書いているのに、突き抜ける一行とは、なかなか出会えない。だからこそ可能性がある仕事なのだと、改めて思いました。

ハレム 手島裕司
「ちょっといいね」と思ってチェックしていると、同じようなアイデアの応募作がどんどん出てくる。ちょっといいアイデアは誰でも思いつくんですね。自分も「ちょっといいね」で満足しないようにします。

TUGBOAT2 道面宜久
すごい数のコピーの中でも、いいコピーはキラリと光っていてすぐ分かるものだな、といつもながらに感じました。毎年刺激をもらっています。ありがとうございました。

リクルートコミュニケーションズ 富田安則
言葉のオリジナルとはなにか。単語の組み合わせや言い回しでアタマを悩ますよりも、人の機微や羞恥みたいなところをえぐり出すことこそが、いまの時代にはとても大事だと思います。どれだけ毎日を、丁寧に真摯に生きているか。このことに誠実なコピーだけが、これからの時代に生き残っていくと感じています。

電通 中尾孝年
今の僕らは「いとをかし」って言わないし「ヤバイ」を良い意味でも使う。日本語の乱れだって怒る学者先生もいるけど、僕はそれが言葉の進化なんだと思う。だったらコピーも進化するはず。今のコピーは乱れてるって昔ながらのコピーだけを評価するんじゃなくて今時のコピー、これからのコピーも評価するように心がけました。

マッキャンエリクソン 中村猪佐武
審査は勝負です。思いつきで書いたコピーでは、まず戦えません。そんなコピーをたくさん応募するより、とことん突き詰めたコピーで勝負してきてほしいと思います。

BASE 西島知宏
みなさま、宣伝会議賞お疲れさまでした。今年もにやけながら審査させていただきました。賞が獲れなかった方、ぜひ来年もチャレンジして下さい。続けることこそが書く上で一番大切なことだと思います。

タイガータイガークリエイティブ 西脇 淳
傾向と対策の外へ出るのは勇気がいる。エントリー回数が多い人はなおさら。でもその先にしか衝撃的な何かは無い。「宣伝会議賞」っぽい感じ、じゃないコピーに出会うと審査する手が止まる。じゃないコピーは評価が難しい。審査員の力量を問うようアタラシイ言葉が増えるといいですね。実験的!が集まる賞がカッコイイです。

アサツー ディ・ケイ 野原ひとし
What to sayも大切ですが、最終的にはHow to sayで差がつくと審査していてつくづく思います。プロの現場でも最近How to sayがおろそかにされているような気がします。そこまで考える余裕がなくなっているのでしょうか?がんばってください。

電通 野原靖忠
もちろん、応募されたすべてのコピーが「一所懸命に書かれたコピー」であることが分かっています。でも、懸命だから「いいコピー」になるわけではないところにコピーライターの残酷さがあります。願わくば、皆さんがその残酷さにめげないでいてくれますように。

シンガタ 萩原ゆか
審査の時は、少しずつ数をしぼっていくので、おもしろいものは何度も読むことになるのですが、おもしろいものは何度読んでもおもしろいです。そりゃそうなんだろうけど、でもそれって実はスゴイことだよなあとつくづく思いながら、何度も読みました。

電通 橋口幸生
受賞者の皆さまへ→おめでとうございます!惜しくも選から漏れた皆さまへ→受賞作との差は「ほんの一歩、踏み込んで考えられたかどうか」だと思います。自分のコピーは、紋切り型になっていなかったか?本音や共感、驚きはあったか?見直して、ぜひ来年もチャレンジしてください!

新東通信 長谷川裕晃
初めての審査。素直に思った感想は、同じコピーが結構あったなと。こんなに重なるものか、というくらい。訴求点がズレてるもの。そして、ダジャレも多かったかな。逆に長くても、短くても、言いたいことを言い、さらに面白いものは今でも覚えています。これからも諦めずに熱量のある言葉をつくり続けてください。ボクも頑張ります。

電通 濱田雄史
審査を勝ち抜くには今までに無い新鮮な切り口を見つけないといけないんだと思いますが…もし、その切り口が新しいか?を判断したいと思った時の、おススメの方法は、その商品の過去のコピーをできるだけ見て、かぶらないようにする事だと思います。とても勉強になりますし、良いコピーを見るのは楽しいのでおススメです。

電通 林 尚司
ビックリする作品が減っていることに、ビックリし、ハッとする作品が減っていることに、ハッとし、ジーンとする作品が減っていることに、シーンとした。才能はどこへ行ったのか?多分どこにも行っていない。君たちの中に眠っているだけだ。ハードルをあげてくれ。それじゃまだダメだと、あげてくれ。そして、高く飛んでくれ。アイデアに上限はないのだ。

シカク 原 晋
よくできたコピーは、真似がない。自分の言葉でその商品を、サービスを見つめ、射抜いたコピーだけが、通過できました。結果として通過した自分のコピーを喜び、賞を得た誰かのコピーを見つめる前に、通過しなかった自分のコピーを見つめる時間に費やして、来年の糧にしてほしいと思います。より多くのオリジナルを楽しみにしています …

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