視聴スタイルの変化を含め、変化するテレビメディアを取り巻く環境。その変化を広告主、放送局、広告会社はどう捉え、また対応しようとしているのか。3月1日に開催された「VR FORUM 2018 TV×Digital NEXT Stage」内のパネルディスカッションをもとにレポートします。
変わる、生活の中のテレビの役割 放送局に対応が求められる変化とは
テレビを取り巻く環境変化に広告主、テレビ局、広告会社はそれぞれ、どのように向き合おうとしているのか。3月に「デジタル時代のテレビメディア」をテーマに開かれたパネルディスカッションから、その方向性を探ってみたい。
このパネルディスカッションは、「VR FORUM 2018 TV×Digital NEXT Stage」(ビデオリサーチ主催)内で企画・開催されたものだ。
第1部ではビデオリサーチ テレビ事業局長の橋本和彦氏がモデレーターを務め、日本テレビ放送網 編成局担当局次長(兼)編成センター 編成部長の岡部智洋氏、テレビ東京 執行役員 編成局長の長田 隆氏、RKB毎日放送 執行役員 編成戦略局長の岩熊正道氏、電通 ラジオテレビ局長の永井聖士氏が登壇。「デジタル時代のテレビメディア」と題し、各社の取り組みを紹介しながらパネルディスカッションが繰り広げられた。
冒頭では、橋本氏より現在のテレビ視聴動向の推移が示された。長期的なトレンドとして世帯視聴率が下降傾向にある一方、個人視聴率は緩やかな下降状況にあり、中でも若年層のテレビ視聴は年々減少している …
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