テクノロジー技術の融合がもたらす未来の街並みの変化
アメリカやバルセロナのイベントで最先端のテクノロジーを見たり、エンジニアやビジネスサイドの人たちと話をして感じるのは、彼らの視点がネットの外側、リアルな領域に向かっているという点である。
VR、AR、AI、人工知能、ドローン、ブロックチェーンといった個々のテクノロジーやIoT、5Gなどのネットワーク技術を深く追求するのも大事だが、それぞれの技術を組み合わせたときのインパクトを想像するのはもっと大事である。
たとえば、スマートカーが実現すれば、信号機や自動車同士がコミュニケーションを行う。そうすると、1分毎に赤信号になるという機械的に決められていた信号機のプログラムも、交通量などのビッグデータをもとに、臨機応変なものに変わるだろう。また、朝と夕方の混雑時に、車線の位置が変わる道路があるが、これもビッグデータをもとに、より効率的な運用が可能になるだろう。
さらに言えば、電気自動車が本格的に普及したら、車体の軽い車が増え、路面もデジタルディスプレイ化するかもしれない。そうすれば、車線の位置変更も映像としてスクリーン表示、といったことが現実で起きる可能性もある。さらに、自動運転であれば、車線すらなくても、衝突事故などは減っていくだろう …
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