完全劇場空間!!平昌オリンピックスタジアム
2018年2月9日、夜8時から平昌オリンピックスタジアムで冬季オリンピックの開会式が開催された。地上7階、地下1階、3万5000席の観客席を有する五角形の仮設スタジアムは、オリンピック・パラリンピックの開閉会式のみのために2年弱の期間と約120億円をかけて建設されたスタジアムだ。
センターアリーナは、数百人の演者を乗せたまま、一斉にせり上がる2段構えのセリが仕込まれ、上空には、建物の外に強固な基礎に支えられた4本の支柱から、機材入れて重さ数トンにもなろうかという円形のツリ(リギング)装置が張られていて、まさにスペクタクルショーのための劇場空間となっていた。
スタジアム上段には、ひとつの画面が103㎡もあるLED画面が4カ所あり、その下にあるキャビンそれぞれと、センターのメインタワー計5カ所にプロジェクタールームが配置され、数千平米のアリーナにシームレス、シャドーレスのプロジェクション映像を映し出すことができる機材構成となっていた …
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