多種多様化する訪日外国人の旅行ニーズ
日本政府観光局が年初に発表した2017年1~12月の訪日外国人数は、2869万900人(一部推計値:前年比119.3%)となり、統計開始以来の最高記録を更新した。同期間の訪日外国人旅行消費額についても4兆4161億円(速報値:同117.8%増)で記録を塗り替えるなど、日本も順調に観光立国の道を歩んでいるようだ。
トリップアドバイザーによる「外国人に人気の観光スポットランキング2017」に目を移せば、「伏見稲荷大社」、「広島平和記念資料館」、「厳島神社」などの常連が上位を占める。さらに、30位まで見ると、「15位:サムライ剣舞シアター(京都市)」、「22位:マジックバー フレンチドロップ(大阪市)」、「23位:ROR コメディー(大阪市)」などのイベント系(コト系)スポットが新たにランクインしてきた。
インターネット情報の充実を背景に、歴史的な定番観光スポットを巡るゴールデンルートに加え、日本に対する観光ニーズが多種多様になってきたことがうかがえる …
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