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R30のホープたち

マーケティング職を志し営業から転職、「個食化」時代に向き合う若きマーケター

日本ケンタッキー・フライド・チキン

次世代を担う若手マーケター・クリエイターを紹介する本連載。新たな時代を担うホープたちはどのようなポテンシャルを秘めているのか。今回は、日本ケンタッキー・フライド・チキン マーケティング課で活躍する尹剛秀さんに話を聞いた。

日本ケンタッキー・フライド・チキン
マーケティング課 課長補佐
尹剛秀(ユン・カンス)さん 29歳

茨城県日立市出身。2011年 中央大学商学部経営学科 卒業後、伊藤園にて国内・海外営業をそれぞれ3年ずつ経験。2017年4月より、日本ケンタッキー・フライド・チキン マーケティング課に所属。担当はメディアバイイング、分析業務、ブランディング。趣味はヨットとゴルフ。

営業からマーケティングへ 長期視点でブランド育成

日本ケンタッキー・フライド・チキンの尹剛秀さんは、同社のマーケティング課に所属し、ブランディングから広告のメディアバイイング、キャンペーンの効果分析などを担当している。同社に入社したのは、2017年4月。それまでは大手飲料メーカーで国内及び海外営業を担当してきたが、マーケティングの職に就きたいという思いから転職を決意した。

「営業としての短期的な観点だけでなく、長期的にブランドを育てるという経験を積みたいと考えました」と尹さん。同じタイミングでビジネス系大学院大学にも通い、マーケティングや経営を学ぶほど、熱意を持って仕事に取り組んでいる。

そんな尹さんが、特に力を入れて取り組んでいるのが「個食化への対応」だ。核家族化や少子高齢化が進み、ひとりで食事をとる人が増加。小売・サービス業やメーカーの多くが対策を練っている。

「ケンタッキーと言えば、ホームパーティーなど大勢で楽しみながら食べるイメージを持たれており、現在の顧客の7割がテイクアウトです。私たちの強みを生かしつつ、個食化に対応したメニューやプロモーションを行うことで、より多くの方にケンタッキーブランドに触れてもらえるはずです」。

個食化への対応など、同社のマーケティング戦略に変化を促すことが、中途採用で入社してきた自分の役割だと考える。

「当社は、2020年で50周年を迎えます。これまで築いてきた資産のお陰で、大きな変化をしなくても成長してきました。しかし消費者の中食が進み、コンビニエンスストアでもチキンが提供されるなど、市場環境も変化しています。外部から来た人間として、社内に考えるきっかけを提供して、良い意味で部内の雰囲気を変えていきたいと思っています」 …

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