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宣伝会議サミット2016

成長を続ける4つのブランドが明かした「顧客との向き合い方」

ソニー・ミュージックレーベルズ×KCJ GROUP/有楽製菓×日本ケンタッキー・フライド・チキン

消費者の価値観やライフスタイルが多様化するに伴い、消費者にアプローチする手段も多様化の一途をたどる現代。どんなターゲットに対し、どんなメディアを使って、どんなコミュニケーションを行えばよいのか。マーケターは、目の前に広がる多様な可能性の中から、自らの意思で選択・決断することが求められています。そしてリスクをとって決断し、挑戦し続けるマーケターは、企業・ブランドの新しい価値づくりに大きく貢献しています。2017年11月に開催された「宣伝会議サミット」のテーマは「マーケターの決断が、企業を進化させる!」。先進企業・ブランドのマーケターの講演を通じて、今の時代に求められるコミュニケーション設計のあり方や、戦略策定における意思決定基準のヒントを探りました。

ターゲットの心を動かす「体験」は丁寧なコミュニケーション設計が生み出す

    講演テーマ

    コト消費時代の、感性に訴えるマーケティング

    登壇者

    ソニー・ミュージックレーベルズ EPICレコードジャパン Office RIA 部長 梶 望氏
    KCJ GROUP 取締役 専務執行役員 キッザニア事業本部長 能勢 幸次氏


─コト消費の時代、商品やサービスの体験価値をどのように伝えていますか。

能勢:キッザニアはリアルな街並みを再現したおよそ6000平米の施設の中に約60のパビリオンがあり、約100種類の職業・社会体験ができます。子どもたちは職業体験を通じて、社会で生きるための協調性・行動力・チャレンジ精神などを身につけることができます。普段見ることができない子どもたちの姿・表情を保護者に見せることは、キッザニアの価値を伝える上で重要と考えています。

梶:私はデビュー前から宇多田ヒカルの宣伝マーケティングを担当しています。彼女の5年ぶりのアルバム『Fantôme』はCDとデジタルを合わせた販売枚数100万枚を突破しました。昨今のCDビジネスは特典ビジネスが主体ですが、消費者が「作品(楽曲・歌詞)そのもの」に価値を見出せば特典なしでもCDは売れるはず。

アーティスト名ではなくアルバム名や曲名がSNS上で話題になるようなプロモーションを設計したところ、ソーシャル上の関連ワードは「ファントーム」「良い」「天才」といった言葉が上位に。これが、ミリオンセラー達成の大きな要因になったと思います …

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