デジタル時代の今、ダイレクトマーケティングの重要性が増している
講演テーマ
顧客と直接つながり関係を育てるデジタル時代のダイレクトマーケティング
登壇者
トライステージ 取締役 社長執行役員 妹尾 勲氏
インテグレート 代表取締役 CEO 藤田 康人氏
フュージョン 代表取締役社長 佐々木 卓也氏
エンゲージング・ファーム 代表取締役 シニアパートナー 松浦 信裕氏
世の中に流通する情報量の増加、デジタルデバイスの普及、それに伴う消費者の情報接触行動の多様化などを背景に、現代は、認知を獲得すること自体が難しく、また認知を獲得するだけでは商品が売れない時代だ。
テレビ通販を中心としたダイレクトマーケティングに強みを持つトライステージの妹尾勲氏は、こうした時代のマーケティングは「消費者を主役とし、寄り添いながら関係を構築する」ことが重要であり、ダイレクトマーケティングの重要性が増していると指摘する。
講演では、顧客中心のマーケティングを実現するために必要な、行動データに基づくCRM、「買いたい」という購買欲求を喚起するメッセージ開発、マスメディアを駆使した顧客獲得、リアルとデジタルを融合したマーケティングについて、各領域の第一人者である3人とともにディスカッションを行った。
例えばカスタマージャーニーマップについては、従来のように購買者のリーチから購買に至るまでの経路を可視化するだけでは不十分だと4氏は口を揃えた。「買った人と買わなかった人、それぞれが接触した情報やタッチポイント、そして接触した順番を細かく分析することで、ダイレクトマーケティングの精度を高め、効果を最大化することができる」(妹尾氏)。顧客データやそこから読み取れるインサイトを起点に、マスとデジタルを融合したマーケティングを実行する必要性を強調した。
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デジタル時代のマーケティング組織に求められる4つの要素
講演テーマ
顧客体験を変えるためのデジタルトランスフォーメーション~マーケティングのその先へ~
登壇者
日本オラクル 執行役員 クラウド・アプリケーション事業統括
マーケティングクラウド事業本部長 小澤正治氏
時代の変化に伴い、マーケターはより広範な視野で、戦略を考え実行することが求められるようになってきている。例えば、訪日外国人観光客によるインバウンド消費が活況を呈する中、国内のみならずグローバルに広がる顧客に対して最適な体験を設計する必要が出てきた。また次々と登場する新しいテクノロジーを活用しながら、これまでにない体験を創出する発想も不可欠と言える。
このような新しい時代のマーケターをサポートするサービスとして、日本オラクルではOracle BlueKaiというDMPを提供している。クラウド・アプリケーション事業統括の小澤正治氏は、「アドテクノロジーによって得られた膨大なデータをクラウド上で統合し、マーケティング活動に広く活用していくことで、より効果的に顧客獲得を実現することができる」と話し、「広告とマーケティングの融合」の重要性を強調した。
また、これを実現する上で、これからのマーケティング組織に必要な要素についても言及した。ひとつ目は「スキル・洞察力」。顧客に対するより深い理解に基づき、最適な体験を設計して、必要なコンテンツを開発する必要がある。2つ目は組織間連携。すべての顧客タッチポイントを理解し、関連する全部門が共通のゴールに向かって施策を企画・実行できるよう、密なコミュニケーションが求められる。3つ目は「変化への対応力」。
リアルタイムで変化する事象に意図を持って対応していくために、予算を確保し、クロスファンクショナルなチームを形成し、権限を与えることが重要だ。4つ目は「責任」。マーケター一人ひとりが責任を持つ文化を醸成し、全員を最上位のゴールに向かわせ続ける必要がある。この4つを満たすことで、より効果的な顧客体験を生み出せるようになると小澤氏は説明した。
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