視覚情報が溢れかえる現代において ミレニアルに支持されるオーディオメディアが効く
講演テーマ
ミレニアル世代にメッセージを届けるオーディオ広告とは
登壇者
スポティファイジャパン ビジネスマーケティングマネージャー 小林哲男氏
ビデオリサーチ デジタルビジネス推進部 岡田真平氏
世界61カ国で音楽配信サービスを展開し、日本にも2016年11月に本格上陸した「Spotify」。スポティファイジャパンの小林哲男氏は、「グローバルや米国と比べ、日本の音楽市場のデジタル化・ストリーミング化は始まったばかり。しかし今後、ストリーミング配信が主流になることは間違いない」と、日本における音楽配信サービスの成長に自信をのぞかせる。
Spotifyのビジネスモデルは、月額課金の定額配信サービス(プレミアムプラン)と、広告収益により無料で視聴できるフリープランの2軸からなる。広告プラットフォームとしてのSpotifyのポテンシャルを示すデータを示したのは、ビデオリサーチの岡田真平氏。同社の独自調査を基に、Spotifyユーザーが企業のマーケティングのターゲットとしても魅力的な存在であることを紹介した。
「Spotifyのようなオーディオメディアは、家事や仕事、運転といった視覚的にbusyな行動と並走して接するケースが多い。オンライン/オフラインを問わずメディアに視覚情報が溢れかえる現在、生活シーンに入り込みやすいメディアとして注目に値する」と岡田氏。
なかでも、Spotifyユーザーの特徴として「日常と音楽が一体化」「ファッション高感度」「自由に使えるお金が多い」「トレンドを追い、ハマり、拡散する」などを挙げ、情報感度や消費意欲が高く、コンテンツ消費や情報発信に積極的という傾向を指摘した。
Spotifyでは、ユーザーのコンテンツ利用動向を分析しており、そのデータに基づいた広告配信が可能だ。「魅力的なターゲットに、最適なタイミングで最適なメッセージを届けられることが強み」と小林氏は力を込めた。
お問い合わせ
E-mail:SpotifyForBrands-jp@spotify.com
URL:spotifyforbrands.com/jp
インフルエンサーマーケティング成功への近道は 効果の可視化と施策の最適化
講演テーマ
インフルエンサーマーケティングを科学する!!!
〜若年層マーケティング攻略法2017〜
登壇者
BitStar マーケティング・ディレクター 高尾啓人氏
ビデオリサーチ デジタルビジネス推進部 チーフAC 深田航志氏
インフルエンサーの採用優遇がファッション業界を中心に広がり、巷では「インスタ映え」という言葉が飛び交っている。現代のインフルエンサーの隆盛は、18〜24歳の「ワカモノ」像から読み解くことができるという。お金はないが、購買意欲は高い。スマートフォンを見る時間が長く、情報感度が高い。一方で、動画広告には無関心、広告メールには嫌悪感すら抱く傾向にある。そんな若年層に対して有効なのが、「第三者からのおすすめ」なのだ。
そのため企業がマーケティングを成功させるためには、その第三者(=インフルエンサー)に対し、上手く商品・ブランドの情報をシェアしていけるかどうかが鍵になってくる。自らがメディアとなり情報を発信するインフルエンサー。ブランドのイメージモデルやテレビタレントとして活躍するYouTuberやインスタグラマーは、若年層とブランドをつなぐ架け橋の役割を担っている。
さらに、Web検索よりも、Instagramのハッシュタグ検索から商品購入に至る若年層が増えているという。企業のメッセージをインフルエンサーに翻訳してもらったほうが、情報が伝わりやすく、購買につながりやすいのだ。
こうした流れを受け、BitStarとビデオリサーチでは、インフルエンサーマーケティングの効果を可視化するツールを開発している。インフルエンサーの影響力や特徴を数値化することで、プロモーションを最適化することができるという。BitStarの高尾啓人氏とビデオリサーチの深田航志氏は、「目的とターゲットを明確化し、適切なインフルエンサーに打診し、効果測定を行って最適化する。これを繰り返すことが成功への近道だ」と話した。
お問い合わせ
TEL:03-4520-5777
E-mail:info@bitstar.tokyo