スマホ世代とのエンゲージメント強化に「GIF動画」という新しい体験が効く
講演テーマ
たった3秒でブランドリフト! スマホ世代へのGIF動画ブランディング
登壇者
GIFMAGAZINE 代表取締役 大野謙介氏
花王ビューティーケアスキンケア事業 ユニット キュレルグループ 吉田智保氏
FacebookやTwitterといったソーシャルプラットフォーム上で、動画コンテンツへの注目が高まっている。GIF動画もそのひとつだ。GIFMAGAZINE 代表取締役の大野謙介氏は「スマートフォンの普及により手軽に閲覧できる短尺コンテンツの需要が高まったこと、SNSの普及により大量のコンテンツが流通しやすくなったこと、これらを背景にGIF動画ならではの表現や遊び方が生まれたこと。GIF動画に注目が集まるようになった背景には、この3つの要素がある」と話す。
GIFMAGAZINEは、「スマホ世代の瞬間エンターテインメント」をブランドステートメントに掲げ、GIF動画を投稿・共有・検索できるサービス「GIFMAGAZINE」を運営、クオリティ高くバラエティ豊富なGIF動画を公開している。動画の再生回数は月間6000万回にのぼり、18〜34歳を中心にスマホ世代との強いエンゲージメントを築いている。
講演では、GIF動画のカテゴリーや多様な表現手法について紹介したのち、花王のスキンケアブランド「キュレル」のGIF動画活用事例を通じて、「5秒以内の短尺」「ワンメッセージ」「ループ」という3原則を遵守することでスマホ世代から好感を得られ、効果の高いブランドリフトが可能になることを説明した。
大野氏は「ユーザー、特にスマホ世代は、宣伝色が強いコンテンツを見てくれない。コミュニケーションにおいて重要なのは、商品パッケージやブランドロゴが出ていても役に立つ・楽しめるコンテンツを通じて、ブランドの伝えたい情報・メッセージを適切に伝えること」とし、その効果的な手段としてGIF動画があると強調した。
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デジタル時代のブランディングに必要な2つのコミュニケーション設計力
講演テーマ
“本質的なファンをつくる” スモールマス時代のデジタル×リアルなブランディングとは
登壇者
3ミニッツ 代表取締役社長 兼 CEO 松田昌賢氏
デジタルマーケティングにおける動画コンテンツの重要性が高まっている昨今。3ミニッツは、この流れにいち早く対応し、ファッションを中心とするライフスタイル情報を発信する動画メディア「MINE BY 3M」を立ち上げ、情報感度の高い女性たちに支持されるメディア運営を行ってきた。
同社代表取締役社長の松田昌賢氏は、動画メディアのあり方について「マスを対象として接触できる幅の広さを売りにしていくリーチメディアと、特定のターゲット層のブランド理解や認知を高めるブランディングメディアに二極化している」と指摘する。
松田氏は、自社アパレルブランドにおけるデジタル展開×リアル店舗の施策を例示しながら、「イベントやSNS活用など、長期的な目線でブランド価値向上につながる活動を見極め、お客さまとの関係性をつくり上げていくことが重要。マインドを共有できる人たちとつながり、ブランドの本質的なファンになっていただく必要がある」と強調。特定の興味関心で束ねられるターゲット層=「スモールマス」の支持を得てブランドの本質的なファンをつくることの重要さを力説した。
その上で、ブランディングメディアを活用するこれからのブランディングでは、「全体構造の設計」と「瞬発力の設計」の2つのコミュニケーション設計力が不可欠だと松田氏は分析する。「ターゲットに合わせた文脈・ストーリーを用意することで、バズではなくブランディング効果のある動画活用を実現できる。また、インフルエンサーの個性と魅力を引き出しながらブランドのメッセージを伝える仕掛けをつくることが瞬発力につながる」と結んだ。
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