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「音」のプロモーション 最前線

音楽の力で疾患啓発のコミュニケーション

エイベックス・エンタテインメント 石川仁也

「知って、肝炎プロジェクト」に携わるエイベックス。テーマソングを制作した経緯や、効果などを始め、今後の音楽ビジネスについて聞きました。

テーマソング「笑顔の明日」。小室哲哉さんが作詞・作曲を担当した。

作詞・作曲は小室哲哉 YouTubeでの再生回数が80万超に

私が所属するエイベックス・エンタテインメントは、アーティストなどが所属するエイベックスの中で、音楽や映像を始め、幅広いコンテンツを扱う総合エンタテインメント企業です。ここでの取り組みを紹介すると、音楽というコンテンツの活用可能性にいかに広がりがあるかをご理解いただけるのではないかと思います。

例えば当社では厚生労働省の国民運動事業「知って、肝炎プロジェクト」のクリエイティブ・PRから広報効果の測定まで年度を通しての活動を受託しています。なぜ、エイベックスが厚生労働省のプロジェクトに携わっているのか。そこには、音楽をはじめ、エンタメコンテンツならではの価値を利用したコミュニケーションツールや企画があります。

「知って、肝炎プロジェクト」は肝炎の撲滅にむけた普及啓発活動や、広報活動を行うことで、正しい知識の普及と、肝炎ウイルス検査の促進を目的にしています。

ですが疾患啓発のコミュニケーションは、なかなか自分ごと化してもらいづらいテーマ。こちらから一方的にメディアを使って、肝炎の危険性を発信したところで、なかなか興味を持ってもらえません。そこで「コミュニケーションのツールとして、若年層を中心に幅広い層に認知や興味の入口のきっかけをつくっていかなければならない」という私たちの考える課題をもとにテーマソングを制作し、またテーマソングに合わせてミュージックビデオも制作しました。

テーマソングは「知って、肝炎プロジェクト」の肝炎対策大使である小室哲哉さんに作詞、作曲を担当していただきました。このプロジェクトには小室哲哉さんのほか、スペシャルサポーターと呼ばれる芸能人やスポーツ界で活躍される、アンバサダーやスペシャルサポーターの方々がいらっしゃって、地方自治体首長を表敬訪問し、自治体側への啓発活動などを行っていただいたりしています。

また肝臓がんの死亡率が比較的西日本地域の方が高いというデータから、重点的に啓発が必要な県を指定して集中的に広報活動を行ったりもしています ...

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