音楽活用に力を入れ始めている企業が近年増えてきています。こうした時勢の中で、継続して音楽イベントを開催しているレッドブルが開催したイベント「RED BULL MUSIC FESTIVAL TOKYO 2017」を紹介します。

(写真左から)「REDBULL MUSIC FESTIVAL TOKYO 2017」のポスター。屋外広告も掲出した。
渋谷を会場に音楽フェス 累計で1万5000人が来場
レッドブル・ジャパンは10月22日~11月17日までの期間、東京・渋谷を中心に「RED BULL MUSIC FESTIVAL TOKYO 2017」を開催した。イベント期間中には計14のライブなどを開催。ジャンルも幅広い年齢層が楽しめるように設定した結果、約1万5000人の来場があった。音楽イベントと言うもののライブだけではなく、トークイベントも開催するなど、企画にも趣向を凝らした。
ブランドの世界観を音楽のシーンを通じて伝える
レッドブルは世界的に、音楽やスポーツなどのイベントを通じて、ブランドの持つシーンを発信するコミュニケーションに注力しているブランドだ。特に音楽には注力し、同社が開催した初の音楽イベントは1998年ドイツのベルリンまで遡る。
そのため、レッドブルにとって、今回のようなフェスは珍しい取り組みではないと話すのは、レッドブル・ミュージック・フェスティバル実行委員会広報担当の立川智宣氏だ。立川氏は外部スタッフとして、レッドブルの音楽やカルチャー領域のイベントを始めとしたコンテンツ企画に参画をしている。
「僕は実行委員として、このフェスティバルに立ち上げから携わりました。ただ今回、初の試みとなったのは、レッドブル・ジャパンが日本の音楽のみに焦点を当て、レッドブル・ジャパン発信で音楽フェスのプロジェクトを立ち上げたこと ...