サイバーエージェントとリクルートとの合弁会社ヒューマンキャピタルテクノロジーで取締役を務める渡邊大介氏。多忙な日々を送りながら、アスリートチームの代表として、トライアスロンやトレイルランニングにも挑戦している。ビジネスパーソンでありながらアスリートとしても活躍する渡邊氏の体調管理とは。

トライアスロン大会に参加する渡邊氏ら。
ダイエットのために始めた運動 5年でアスリート並みに
僕は今、トライアスロンやトレイルランニングなどのエクストリームスポーツに積極的に取り組んでいます。1カ月に2回程度大会に出るために、出社前毎朝5時半に起きて10~15kmくらい走り、筋トレをしています。夜は会食がなければ、オフィスのある日本橋から自宅まで15kmくらい"帰宅ラン"。土日はもう少し長い距離を走るため、月間で平均500~600kmくらい走っています。
運動を始めたきっかけは、ダイエットです。体重は一番多いときで、86kgありました。それに、20代の頃は1日2箱ほど吸うヘビースモーカー。最初は、食事制限で無理やり痩せたのですが、周りからリバウンド対策でランニングをすすめられて、運動を始めたのが2012年でした。
その頃、ハーフマラソンのレースに出て、タイムが1時間39分だったんです。それをSNSに投稿したら、僕の周りのランナーが「スモーカーで、それは早いよ」と言ってくれて。それから本格的にトレーニングを始めたら、タイムがぐんぐん伸びるようになって、はまっていきました。体重は半年で15キロくらい減り、タバコも止めましたね。
それに、帰宅ランのときは、走りながらアイデアが浮かんでくるんです。1人で1~2時間考え続けられる時間は、なかなかとれないですよね。講演やイベントで話す内容も、走っている間に骨子をつくることが多いです。
アスリートチーム結成 メーカーから協賛も
ランニングを始めてすぐ、自分のチームを持ったことも良かったです。もともとは地元の同級生と「仲間がいたほうがいいよね」と、IT系のランニング部みたいな緩やかな感じでスタートしたのですが、悪ノリでトライアスロンに出るという目標をつくり、チーム「DOUBLE SURVIVOR(ダブルサバイバー)」を発足させたんです。
世界最難関と言われる「アイアンマン」と「エクステラ」という2つのトライアスロンのレースがハワイで2週間あけて開催されるのですが、その両方をクリアすると「ダブルサバイブした」という称号がもらえるんです。それを目指すことと、仕事もプライベートもダブルサバイブしようという意味を込めています ...