
「吉野家⇔はなまる はしご定期券」ポスター。

「吉野家⇔はなまる はしご定期券」実物。
新規顧客の獲得と既存顧客の活性化を狙う
牛丼やうどんを日常的に食べる人にとって、得をするキャンペーンが9月1日からスタートした。牛丼チェーンの「吉野家」で丼・定食・カレーなどが80円引きになり、うどんチェーンの「はなまるうどん」で、うどん1杯ごとに天ぷらが1品無料になる「吉野家⇔はなまるはしご定期券」の販売がスタートしたのだ。
定期券の価格は300円。1度購入すれば、9月15日から10月23日までの約40日間、何度でも使うことができる。「吉野家」であれば期間中に4回食べれば、「はなまるうどん」であれば天ぷら1品を100円と考えると3回食べれば、もとをとれる計算だ。両チェーン店に通う人からすると、1週間もあれば、もとがとれてしまう。そのお得さから、ネットメディアやSNS上で話題になった。
この定期券の目的は、同じ吉野家ホールディングス内の「吉野家」と「はなまるうどん」のチェーン店同士で、顧客を送客し合うことにある。もともと「はなまるうどん」では2016年から、今回と同じく、うどん1杯ごとに天ぷら1品が無料になる「天ぷら定期券」を発売していた。2017年春の実施時には、300円の定期券が約13万枚も売れる好評さだ。この実績を受けて、吉野家も巻き込んでコラボレーションする企画に至った ...
あと61%