第55回宣伝会議賞の協賛企業から、作品制作にあたってのアドバイスをいただきました。各協賛企業の担当者の方からのヒントとして、下記4項目からなる各課題のポイントを掲載します。
課題のポイント
(1)コピーの目的
(2)市場・ターゲットの動向
(3)課題商品・サービスの訴求したいポイント
(4)制作にあたっての注意事項
ご応募お待ちしております。
課題26 ソーエキサイト
「Hailey'5 Café」を知らない人が、
友人や恋人を誘って行ってみたくなる広告アイデア
運営グループ マネージャー 西田 将輝氏
(1)進化したインターネットカフェにたくさんの方に足を運んでいただくため、広告クリエイティブの品質向上を目指しています。
(2)デジタルコンテンツの進化により、PCやコミックといった従来のネットカフェサービスの需要は減り、空間の快適性やアミューズメント性が重要視されるようになってきています。また場所貸しビジネスは「1組あたりの客数」が収益を大きく左右するため、友人同士、恋人同士といったペア利用の促進が課題です。
(3)楽しい場所のはずなのに、なぜか店内では喋ってはいけない。ネットカフェには不思議なルールや不便なことがたくさんあります。このような常識を変えていくことがハイリーファイブカフェのテーマです。
(4)特にありません。法令上の制約から表現できないこともありますが、率直な広告アイデアをお待ちしています。
課題27 大同特殊鋼
大同特殊鋼のことを、より多くの人に知ってもらうアイデア
総務部 広報室 松﨑 友晴氏
(1)特殊鋼という素材は、本当はすごいのに説明が難しいです。いろいろな視点やアイデアで当社や当社製品などを上手く表現してください。
(2)ボールペンの先からスマートフォン、自動車、航空機、発電所や医療機器まで、世の中のいたるところに当社は関わっています。でも、そのほとんどが外からは見えない場所や目立たない所のため、なかなか知られていません。まだ気づいてもらえていない多くの人たちに少しでも知ってもらいたいです。
(3)あまり知られていないからこそ、ちょっとでもわかると「おもしろい」と感じてもらえると思います。多くの方から、その「ちょっとの興味」を引き出してもらいたいです。
(4)特殊鋼に限ったものではありません。当社の事業や活動などさまざまな要素からのアイデアをお待ちしています。
課題28 ディーエムソリューションズ
ウォーターサーバーを使いたくなるキャッチフレーズ
バーティカルメディア事業部 事業部長 木村 和央氏
(1)当社が運営するウォーターサーバーの比較サイトは年間で100万人以上が利用しています。そこでホームページへ訪問していただいているユーザーに対してウォーターサーバーを使ってみたいと思わせるキャッチーなフレーズがほしいと考えて今回コピーライターの方々のお力を借りたいと思います。
(2)ウォーターサーバーを導入するご家庭は年々増加しています。JDSA(日本宅配水&サーバー協会)によると、2016年度の市場規模は1400億円にもなります。
(3)サーバーに専用のボトルをセットしてボタンひとつを押すだけで、いつでも冷水・温水が使用できる便利な給水・給湯機器です。便利なウォーターサーバーですが、なかなかその便利さが伝わらないことが多いのが現実です。
課題29 東京個別指導学院
「東京個別指導学院には、
熱い想いを持って日々生徒と向き合う講師がいる」
という魅力を伝えるアイデア
マーケティング部 部長 早川 剛司氏
(1)東京個別指導学院の講師は、日々、生徒一人ひとりの目標に寄りそって指導しています。個別指導塾はどこも同じ?というイメージを払拭できるような表現をお待ちしています。
(2)2020年の教育制度改革を受け、入試制度が変わりつつある中、個別指導塾の需要は年々高まっています。特に最近は、単なる個別指導ではなく、「生徒の目的・学力・個性に合わせた教育支援」が求められています。
(3)東京個別指導学院では、生徒と相性のよい講師が授業を担当します。講師は、学校での悩みや、進路の相談を受けることも。学習・気持ち、両面のサポートを通して、よりよい学校生活、そして目標達成を支援しています。
(4)東京個別指導学院が大切にしている、「人の成長を支えるのは人である」という想いが伝わる表現をお待ちしています。
※京都・大阪・兵庫では、関西個別指導学院という名称で運営しています。
課題30 東京証券取引所
ETFの魅力が伝わるキャッチフレーズ、テレビCM
金融リテラシーサポート部 調査役 吉田 貴弘氏
(1)皆さまは「ETF」という金融商品をご存知でしょうか。当社が調査をしたところ、名前だけ知っている人を含め認知率は25%でした。当社としてはより多くの人にETFを知ってほしいと考えています。そこで、投資経験を問わず、広くETFの認知が拡がるようなETFのキャッチフレーズを募集します。
(2)世界的にETFの市場規模は拡大しています。特に米国では資産形成のツールとしてETFの普及が進んでいます。日本においてもETF市場は拡大しているものの、資産形成に広く使われているとは言えない状況です。
(3)ETFは日本語で言うと「上場投資信託」です。株式と同じように東証に上場している金融商品なのです。具体的なETFの特徴やメリットは「東証マネ部!」という特設サイトで解説していますので、是非チェックしてみて下さい。
(4)難しいと思われがちな金融商品のお題ですが、既成概念にとらわれない自由で思い切りの良い作品をお待ちしております。また、キャッチフレーズ以外にも動画等に利用できるような絵コンテなども応募いただけると嬉しいです。