第55回宣伝会議賞の協賛企業から、作品制作にあたってのアドバイスをいただきました。各協賛企業の担当者の方からのヒントとして、下記4項目からなる各課題のポイントを掲載します。
課題のポイント
(1)コピーの目的
(2)市場・ターゲットの動向
(3)課題商品・サービスの訴求したいポイント
(4)制作にあたっての注意事項
ご応募お待ちしております。
課題06 オリックス
まだ知られていないオリックスグループの事業への興味が高まるキャッチフレーズ
グループ広報部 滝井 澄世氏
(1)オリックスグループが展開する事業やサービスを知ることをきっかけに、当グループへの興味を持っていただくことです。
(2)オリックスグループは変化する世の中のニーズに応え、リースを基点に金融だけでなく、自動車・不動産・環境エネルギー関連などに事業領域を広げ、常に挑戦しつづけています。一方で、事業領域が多岐にわたるため、一般の方には何をやっている会社なのかがわかりにくくなっています。
(3)オリックスグループは金融だけでなく、社会性・公共性の高い事業や身近なサービスも含め、さまざまな事業を展開する世界でも類をみないユニークな企業です。そして、多様な活動を通じて経済やくらしに新たな活力を与えています。さまざまな事業の複合体である当グループに対する、一般の方の興味や好意を高めるキャッチフレーズを期待しています。
課題07 カスタムプロデュース
BROOKSランニングシューズ ミッドソールDNAのキャッチフレーズ
マーケティング部 主任 小嶋 朋子氏
(1)独自の衝撃吸収(クッション)材であるブルックスDNA。その優れた素材は、説明が難しく未だその特徴を一言で想像できるキャッチフレーズを見つけられていません。そこで、特徴をとらえた印象に残るキャッチフレーズを募集します。
(2)ブルックスは、アメリカのランニング専門店市場でシェア1位を誇る専門ブランド。男女問わず、習慣的にスポーツを楽しむアクティブな方がターゲットです。
(3)従来のシューズは、体格の大きい方にはクッション性が弱すぎ、逆に小さな方にはクッション性が強すぎるという潜在的な問題を抱えています。しかしブルックスDNAは素材自身の衝撃吸収力を変化させることで、問題を解決し全てのランナーの走りに最適なクッションを提供できます。詳しくは「ブルックス テクノロジー」で検索。
(4)ブランド紹介や商品紹介が目的ではありません。
課題08 関電工
関電工の魅力を広く伝えるアイデア
総務部 広報チーム 横堀 翠氏
(1)私たち関電工は社会や暮らしの快適・便利を支えるために、電柱の工事をはじめ発電所や工場、オフィスビル、病院など、幅広い分野の設備工事を展開している総合設備企業です。社会インフラを支える当社の魅力を伝え、認知度の向上を図ることが目的です。
(2)建設業界は、都市部の大規模再開発事業やオリンピック・パラリンピック関連工事の影響により、活況を呈しています。一方で人材の不足が懸念されています。
(3)当社は電気設備工事をはじめ、空調・給排水設備工事、情報通信工事等の設計、施工、メンテナンス及びリニューアルまで、一貫したエンジニアリング事業を展開しています。さらにIoT、ロボット、ドローンを使用した技術革新に取り組んでいます。
(4)これまでのイメージにとらわれない、新しい発想で当社の魅力を発見していただき、より多くの方々へその魅力を伝えるアイデアを募集します。
課題09 キッコーマン
国境を超えておいしさの出会いを広げ続けるキッコーマンの企業広告
経営企画室 コーポレートブランド担当マネジャー 中島 みどり氏
(1)私たちキッコーマンは「おいしい記憶をつくりたい。」をコーポレートスローガンに定め、"地球上のより多くの人がしあわせな記憶を積み重ね、ゆたかな人生をおくれるようお手伝いをしていきたい"との想いで、海外にもしょうゆを紹介してまいりました。世界の食文化とおいしさの出会いの「輪」を広げ続けるしょうゆの可能性や魅力を、皆さんの感じる「キッコーマン」の魅力とあわせて表現してください。
(2)キッコーマンしょうゆはいま、100カ国以上で販売されていますが、そのおいしさや使い方を十分に知らない海外の方に、どのように魅力をお伝えするか、皆さんの感性で表現してみてください。
(3)しょうゆはさまざまな素材や料理になじむ特長をもっています。ゆえに海外では、和食だけでなく、現地の食文化との融合を図ることでおいしさの輪を広げています。
課題10 キッツ
バルブを身近に感じるアイデア
経営企画本部 広報・IR室長 向井 真也氏
(1)"バルブ"も"キッツ"も、管材業界では良く知られています。ですが、世間一般にはほとんど知られていないのです。バルブを正しくイメージし、その重要性を一般の人でもわかってもらえるアイデアを期待しています。
(2)バルブ業界において、当社は国内ではシェアNo.1。世界でもトップ10に入る総合バルブメーカーです。近年、バルブは建築設備、工場の生産設備、プラントなど従来の市場から、水素ステーション用バルブなど活用の範囲を広げています。
(3)"バルブ"と一口に言っても、世の中にはさまざまな種類のバルブがあります。共通しているのは「流体を流したり、止めたり、流量を制御したりするもの」だということ。バルブは身近なものであり、日々、私たちの生活を支えているのです。
(4)当社は国内だけでなく海外市場においても、さらにシェアを広げています。そのため、国内外を意識したPRにも使用できるようなアイデアを募集します。