第55回宣伝会議賞の協賛企業から、作品制作にあたってのアドバイスをいただきました。各協賛企業の担当者の方からのヒントとして、下記4項目からなる各課題のポイントを掲載します。
課題のポイント
(1)コピーの目的
(2)市場・ターゲットの動向
(3)課題商品・サービスの訴求したいポイント
(4)制作にあたっての注意事項
ご応募お待ちしております。
課題01 アウディ ジャパン
Audiの魅力を自由に表現
リサーチプロジェクトリーダー 後藤晋哉氏
(1)日本において、Audiをより認知していただき、魅力的なブランドだと感じてもらうことです。
(2)Audiが属する自動車市場のプレミアムセグメントは世界的に成長しており、Audiはグローバルでセグメント3位(2016年)の販売台数です。これに比べ日本においては、特にブランド認知や販売台数でまだまだ成長できると考えています。
(3)Audiは「Vorsprung durch Technik(技術による先進)」をテーマに掲げ、時代に先駆ける先進的なクルマを生み出してきました。その上で皆さまが感じる魅力的なAudiを表現してください。
(4)特定の車種(モデル)ではなく、ブランド全体を表現するようなアイデアをお待ちしております。制作者さまご自身が感じられたAudiのイメージや、私たちに期待していることをアイデアに落とし込んだ表現をお願いします。
課題02 アサヒグループホールディングス
アサヒグループの研究開発力を表現するアイデア
グループR&D総務部 技術情報室 中村健二氏
(1)私たちアサヒグループの研究開発チームは、食を通じた「感動」をお届けするために、おいしさと安全の追求にとどまらず、健康に貢献する素材、環境負荷を抑える生産技術を開発するとともに、農業や畜産分野への挑戦もしています。でもそれらの多くはあまり語られることはありません。口下手な私たちの代わりに、私たちの研究開発力をPRするコピーを考えてください。
(2)近年、ESG(環境・社会・企業統治)やCSV(共通価値の創造)への取り組みが注目され、企業価値に大きな影響を与え始めています。
(3)おいしくて安全な商品、健康維持に役立つ商品、環境に配慮した商品を生み出してきた私たちの研究開発は、いわばCSVそのものです。私たちの技術は社会を変え、皆さまとの共通価値になると信じています。
(4)まずはWebサイトを見て、私たちのことを知ってください。そこから、あなたが見つけた私たちの力を、表現してください。
課題03 アットホーム
中古物件の魅力を伝えるキャッチフレーズ
プロモーション推進部 部長 尾身正道氏
(1)日本は欧米に比べて「新築」志向が強く、「中古」というとマイナスイメージを抱く方も多くいます。そんなマイナスイメージを取り払って、中古物件の魅力を多くの人に知ってもらいたいとの思いから、この課題をお出ししました。
(2)少子高齢化、世帯数減少などにより、政府はストック型社会への転換、既存住宅・リフォーム市場の活性化を推し進めています。消費者にとっても立地や価格面でのメリットがある中古物件は、リフォーム・リノベーション、DIYの流行もあって、ますます注目が集まっています。
(3)アットホームの調査では、中古物件購入者の「中古物件を買おうと思った理由」で最も多かったのは「立地が良かったから」、次いで「新築よりも安かった」が挙げられました。こうした実質的なメリットはもちろんですが、長く大切に住まわれてきた物件には他にもきっとたくさんの魅力があります。
(4)住まいに求めることは人によって違いますが、多くの人が「中古物件っていいな」と思えるような、心を動かすキャッチフレーズをお待ちしています。
課題04 イエシル
マンション売買を始める前に、ビッグデータを用いたイエシルの査定価格をチェックしよう!と思ってもらえるアイデア
不動産ユニット 飯沢大樹氏
(1)ご自身の部屋の価値を知らない人、マンション売買を検討している人に、マンション売買を検討する前にイエシルで査定価格をチェックしたいと思ってもらえるアイデアを募集します。
(2)現在の日本は少子高齢化の影響で、新築住宅の需要が低下し、既存住宅を活用しようという動きが活発化しています。しかし、お住まいを買おう・売ろうとした時に、公正・中立な立場による現在価値や将来の資産価値、最適な売買タイミングを知ることは非常に困難です。
(3)イエシルは不動産市場の透明性向上と、不動産流通の活性化を目指し、お客さまの不動産売買が少しでも安全、信頼ができるお取り引きとなることを目指しています。お客さまの利益やご希望が第一となるよう、物件に関するさまざまなビッグデータを最大限に活用し、透明性の高い不動産情報サービスを提供しています。
(4)イエシルは情報の透明性、中立性、信頼性を大事にしています。国内の先進的な不動産情報サービス「イエシル」の魅力が伝わり、使ってみたいと思ってもらえるようなアイデアをお待ちしています。
課題05 オークラヤ住宅
オークラヤ住宅の魅力が多くの人に伝わる広告アイデア
営業企画本部 営業企画部 副部長 星野日出美氏
(1)当社をより多くの方に知っていただき「マンションのことならオークラヤ住宅に相談しよう」と思っていただける広告アイデアを募集いたします。
(2)若いご夫婦の初めてのマイホームからご高齢者の資産処分まで幅広くお手伝いをしております。首都圏のマンション販売戸数は昨年「中古」が「新築」を逆転し、消費者ニーズが変化しています。自分らしく「中古」をカスタマイズするリノベーションがブームとなり、「新築」と比べて立地が良く、価格が安い「中古」を選ぶ方も増えています。
(3)当社は今年で35周年を迎えます。きめ細かな地域密着型の営業活動を続け、首都圏を中心に14カ所の営業拠点で累計10万件を超える契約実績があります。リノベーション事業にも、いち早く取り組み数多くの実績を残しています。当社をもっと知っていただき「大手にはない魅力がある会社」と思っていただけるような作品をお願いします。
(4)自虐的な内容の作品はご遠慮ください。