将来のなりたい姿を定め目指す方向を示すことが重要
拓殖大学商学部教授の今村 哲氏は、小売業を中心とした中小企業の支援策を研究テーマとしている。中でも中小規模の小売業が単独では解決できない課題を、国が行う助成や支援策を活用することで成果につなげているケースに注目している。
研究者になる以前は、小田急百貨店に勤めていたという今村氏。仕事をしながら大学や大学院に通い、論文を書き続ける生活を送っていた。当時、店舗開発を担当していたこともあり、研究としても深めていたところ、縁あって大学講師として起用されることとなり、研究者の道に進むこととなった。現在は国の助成金を活用した『中小企業活路開拓事業調査・実現化事業』プロジェクトに10年以上携わっている。
「プロジェクトに携わる中で、全国各地に赴き、企業の方とお話する機会も多くあります ...
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