広告業界の長時間労働は、改善に向かっているのか?アンケート結果を公開
国を挙げた「働き方改革」の流れの中で、広告業界の働き方にも社会の大きな関心が集まっています。多くの広告会社で新たに労働環境の改善に向けた動きが始まるなど、取り組みが進みます。人が資産と言われる広告業界が、今後も魅力的な職場として若い人にとって目指される存在であり続けるために「働き方改革」の今をレポートします。
どう変わった?広告業界の働き方
ワークスタイルデザイン局を中心に働き方を見直し新しい価値提供の実現を目指す
博報堂と博報堂DYメディアパートナーズは「ワークスタイルデザイン局」を2017年4月1日付けで発足した。「働き方改革部」と「健康推進部」の2部署で構成され、人事局はじめ社内部署で進めていた業務改善の動きを同局に集約することで、働き方改革のスピードを加速していくことが狙い【図表3】。局長には、これまでPR戦略局や広報室などでの経歴を持つ宮川尚子氏が就任した。
宮川氏は、「働き方を変えることで、クライアントや社会に対して、新しい価値をこれまで以上に提供できるようにしていきたい ...