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世界の秀逸プロモーションに見る 人の心を動かす「100のインサイト」

インサイトがなければ「広告」ではない

もり 原野守弘氏

もり 代表/クリエイティブディレクター
原野守弘(はらの・もりひろ)

経営戦略や事業戦略の立案から、製品開発、プロダクトデザイン、メディア企画、広告のクリエイティブディレクションまでを手がける。電通、ドリル、PARTYを経て、もりを設立。主な仕事に「OK Go: I Won't Let You Down」「Honda. Great Journey.」。

インサイトを理解するためには、まず「広告(Advertising)」と「販売促進(Sales Promotion)」の違いを理解する必要があります。昨今、広告の直接的な目的に「売上」を置くケースが多く見られますが、広告の本来の目的は「好きになってもらうこと」です。一方で、販促の目的は「短期的に売上を増やすこと」です。そして日本で「広告」と呼ばれているもののほとんどが、実は「販促」であるという実態があります。

「好きになってもらうこと」の価値を軽視するマーケターは少なくありません。好きになってもらえれば、長期間にわたって商品やブランドに対するロイヤリティが醸成され、販促をしなくても売れるし、競合より価格が高くても売れるようになります。お客さまがエヴァンジェリストの役割を果たすようになることで、口コミも広がります。

企業の最終的な目的は、「長期にわたって売れる仕組みをつくり出すこと」のはず。広告はそれに大きく寄与できる手法の一つです。人間は「刺激に対して反応する」というような単純な生き物ではありません。知的に、そして感情的にメッセージを伝えることで初めて「動く」。それが人間というものなのです ...

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