訪日外国人旅行者の誘客に注力する地域・企業が増える中、プロモーションに課題を抱えるケースが少なくない。今回はアメリカからの外国人顧客を誘客するプロモーションの秘訣を聞いた。
海外でつくられた日本語のWebサイトを見て、違和感を覚えたことはないだろうか。見たこともない日本語のフォントに、英語を無理やり日本語に訳した、不自然な文章。ほしい情報がどこにあるかよくわからず、写真も古臭いなど、「海外のサイトは使えない」と感じ、サイトを閉じてしまう。実はその逆の現象を、多くのアメリカ人観光客が体験している。
アメリカからの観光客誘客の場合、ツアーではなく"旅行を自分で好きに組み立てたい"と考える方が多く、また観光の目的・タイプもさまざまだ。つまり、自分でインターネットを使って調べることが多く、サイトでの情報発信の重要度が高い。しかしながら、英語のサイトのほとんどが、アメリカ人視点ではなく日本人目線でつくられたもののため、そもそも必要とする情報が載っていないことや、日本人のデザイナーがつくっていたりするため、"アメリカ人が実際に使える情報"になっていない ...
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