現場部門に寄り添った視点に立ち 最適なソリューションを提供
国内市場の成熟化、競争環境のグローバル化に伴い、多くの企業が迅速な戦略の立案や実行を求められている。迅速な意思決定に欠かせないのがデータだ。しかし社内で散在しているデータを集約し、分析する作業に多くの手間と時間が費やされている状況に課題意識を持つ企業も少なくない。
長年にわたりデータ活用で顧客ニーズに応えてきた富士通では、2015年より米Domo社と協働し、同社のクラウド型プラットフォームと自社のサービスやノウハウを組み合わせ、スムーズな導入・運用ができるプロフェッショナルサービスを提供している。
同プラットフォームは社内の各部門が個別に管理・分析しているデータを一元管理し、それぞれの業務状況を可視化することで、最適なタイミングでのデータ活用を促進するというもの。誰でもデータが理解できるようシンプルなレポートで表現し、その場でコラボレーションすることで、迅速な意思決定が可能となる。
「これまで多くのBIツールを導入してきたが、現場部門での活用が浸透しないという課題があった。Domoはデータ共有だけでなく、次なるアクションを促すことに主軸を置いた現場ユーザ向けのプロダクト設計であったことから協働を始めた」と話すのは、同社 イノベーティブIoT事業本部 デジタルマーケティング事業部 マネージャーの三宅智毅氏。
Domoを提供しながらデジタル領域におけるノウハウも併せてサービス提供し、付加価値を付けているという同社。「事業部にはデータサイエンティストも所属しているため、Domoだけではできない高度な分析が必要となる場合は、Domoから抽出したデータを分析し、またDomoに戻して可視化できるようにしている。他にもDomo導入の実績から100種類を超えるマーケティングテンプレートを用意しており、ダッシュボードの品質確保や導入リードタイムの短縮を実現している」と同事業部の渡辺雄太氏は話す ...