広告マーケティングの専門メディア

           

広告業界トピックス

テレビ各社のネット配信に動き

明石庸司

6社が新会社を共同設立 今後の動画配信サービスに期待

東京放送ホールディングス、日本経済新聞社、テレビ東京ホールディングス、WOWOWと電通、博報堂DYメディアパートナーズの6社は5月23日、有料の動画配信サービスを提供する新たな事業会社「プレミアム・プラットフォーム・ジャパン」(仮称)の共同設立に同意したと発表した。今年秋以降にプレサービスを開始し、来年4月から正式スタートを計画している。

新サービスでは、参加した各社の特色を生かしたコンテンツ(ドラマ・バラエティ・スポーツ・音楽ライブ・経済報道)などを随時更新するとともに、オリジナルコンテンツの制作・配信を予定。さらに、AIなどの最先端技術の活用や、2018年開始予定のBS4K放送に先駆けた4Kコンテンツの配信なども計画している。

日本国内の動画配信ビジネスの市場規模は2015年の1495億円から2021年には2029億円への伸長が、見込まれる(野村総研調べ)。日本テレビのHulu、テレビ朝日のAbemaTV、フジテレビのFOD、各社が参加するTVerなど、動画配信のプラットフォームは数多いが、さらに強力な1社が加わった形と言えそうだ。

NHK、インターネット実施基準の変更案を発表

一方のNHKは6月13日、インターネット実施基準の一部変更案を発表し、5月27日まで意見募集を実施した。試験的な番組同時配信を来年2月の平昌(ピョンチャン)オリンピックで拡大して実施するほか、4K試験放送をハイブリッドキャストで同時配信することなどを盛り込んでいる ...

あと63%

この記事は有料会員限定です。購読お申込みで続きをお読みいただけます。

お得なセットプランへの申込みはこちら

広告業界トピックス の記事一覧

分散型動画メディアと中国市場─ Advertising Week Asiaに参加して
第3回JACEイベントアワード 受賞作品から見えるもの
「基本」は、大丈夫か? プロモーション企画力
デジタルサイネージアワード2017から見る優れたサイネージ表現
取材・編集支援のAI技術 開発進む
テレビ各社のネット配信に動き(この記事です)
100人の消費者が審査するJAA広告賞 募集開始ほか(6月の広告界ニュースダイジェスト)
日本プロモーショナル・マーケティング学会、10年間で127点の研究助成
「島ぜーんぶでおーきな祭」参加で考える、沖縄のエンターテインメント
「2017世界トライアスロンシリーズ横浜大会」のスポーツイベントとしての意義
高級ブランドも実施するOOHメディア
「実践型」で防災の実効性高める
5月の広告界ニュースダイジェスト:「ジャパンブランド調査2017」結果発表、全国広報コンクール結果発表ほか
5月の広告界ニュースダイジェスト:TCC賞発表、日本マーケティング大賞発表ほか
ラジオCMのオンライン運用開始
4月の広告界ニュースダイジェスト(2)「SCC賞」 結果発表、カンヌライオンズ2017の審査員決定ほか
ローカル局の就活支援事業の取り組みを追う
宣伝会議Topへ戻る

無料で読める「本日の記事」を
メールでお届けします。

メールマガジンに登録する