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宣伝会議賞

一次審査員より審査講評(4)

『宣伝会議』3月号誌上で、一次審査通過者が発表となりました。全応募作品の中から一次審査を通過したのは、わずか1.2%。審査を担当し、膨大な数のコピーに触れた84人の審査員の皆さんの目には、今回の作品の数々はどのように映ったのか。広告界の最前線で活躍するクリエイターでもある審査員の方々に、本音で語っていただきました。

BBDO J WEST 眞鍋海里
広告は、ただ「企画として成立してる(言いたいことが言えている)」というだけだと不十分で、その上で面白い表現、納得が増す表現、目を引く表現が必要になってきます。そこがクリエイターとしての個性やスキルに直結しますので、「言えた!」で安心せずに、そこからの"粘り"がもっと見たかった!

6B(ロクビー) 溝口俊哉
「だれもが分かっている商品」だったので、新しいイメージを提示するのが難しく、言葉遊びのようなコピーが多かったです。とはいえやはり「あたらしいイメージ」を発信したい。可能性を感じるものもありました。考えてみればほとんどの商品は「既視感」のなかにある時代なので、コピーも進化する必要があると感じました。

電通名鉄コミュニケーションズ 森 俊博
受賞者の皆さん、おめでとうございます。そして、仕事のあと、毎日寝る時間を削って、飲み会の誘いも断り、土日も出かけず、孤独に耐えながら、苦しんで、もがいて、必死にコピーを書き続けた皆さん。その時間は受賞より価値があると思います。数年後に必ずそう思えるはずです。本当にお疲れさまでした。

電通 森田直樹
予測可能で予定調和なコピーを書かない、と決めよう。ここは新しいなにかを見つける場、チャレンジの場だから。じゃないといつか、AIにコピーライティング業を奪われる。

博報堂 安谷滋元
多様化が進んで、一つの言葉でコミュニケーションを統合するのが難しくなっている今。審査する側もかなり"複眼"が必要です。だけど、一つの言葉でみんなの心をぶち抜くものはあると信じるし、それを求めてしまうのです。

ジェイアール東日本企画 山口広輝
他の誰かでも簡単に思いつくようなコピーでは、見た人に気づきや驚きを与えられない。だから …

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