今年新設された「中高生部門」には、計1287点の作品が集まりました。その中から、栄えある受賞を果たした9作品を、ここで発表いたします。受賞作品はどれも、中高生らしいみずみずしさがあり、10代の等身大の思いが表現された作品ばかり。記念すべき第1回受賞者の皆さん、おめでとうございます!
読売中高生新聞【キャッチフレーズ】
なるほど!10代が思わず新聞を開きたくなるキャッチコピーを、どうぞ。
グランプリ
本気で殴りたい政治家ができました。
中高生部門は、宣伝会議賞が歩んできた長い歴史において初の試み。中学生・高校生らしいもの、つまり傾向と対策で書かれたものとは一線を画す、ちょっと"暴れた"感じのコピーを選びたいと考えていた。
また、中高生部門ではこういうコピーが評価されるのだと、部門を方向づけるような作品を選びたいとも考えていた。最終審査会には、そういう作品が想像以上に多く残っていたように思う。企業の声を代弁するというより、荒削りでも、10代の若者の等身大の思いが強く表現されているものを。「わかる、わかる!」という共感を呼ぶより、猛々しく突き抜けていくものを。
「中高生が書きました」と言ったときに、また「これがグランプリです」と言ったときに、世の中が一番ざわっとしそうなコピーを選んだ。巧いなと思うけれど、ピュアだなとも思う。いずれにしても、思わず引き込まれてしまうパワーがあった。熱量が飛び抜けて高いこのコピーに、懸けたいと思った。
読売中高生新聞【キャッチフレーズ】
なるほど!10代が思わず新聞を開きたくなるキャッチコピーを、どうぞ。
準グランプリ
スカート2回折って、
新聞2回開く。
新聞を折る、スカートを折る。なんだか"朝のにおい"がしてくるような、単純な動作を描写しただけのこのコピーが、面白いと思った。新聞を2回開くってどういうことだろう?なぜ2回なんだろう?審査会ではその答えは出なかったけれど、それを置いておいても、なんだか可愛らしくていいじゃないか。
中高生のときにしか、スカートは折らない。「今」しかない表現に、一票投じたいと思った。「スカート2回折って」に清純さを求める審査員たちをどうか"童貞臭い"などとは言わないでほしい。
中高生部門 協賛企業賞受賞者
radiko【キャッチフレーズ】
ラジオを聴かない人に、ラジオを聴いてもらうためのコピーを考えて下さい。
究極のプレイリスト。
radiko 代表取締役社長 岩井 淳
この度は協賛企業賞の受賞、誠におめでとうございます。「若年層のラジオ離れ」が叫ばれる昨今、弊社はラジオ業界の一員として、一人でも多くの方にラジオを聴いてもらえるよう日々業務に臨んでいます。そんな中、ラジオの魅力を知る皆さまの知恵やお力添えをいただき、一人でも多くのラジオリスナーが生まれることを願い …