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ワールド・レポート

国際広告賞の受賞候補?2016年ホリデー広告を振り返る

英国百貨店 ジョン・ルイスやハーヴェイ・ニコルズをはじめ、ホリデーシーズンの広告・キャンペーンに力を入れる企業は多い。また、それらの広告は、国際広告賞の上位受賞作品として名を連ねるものも多く見受けられる。今年の国際広告賞の受賞常連作品になるかもしれない、2016年のホリデー広告を振り返ってみたい。

01 広告賞を席巻した、ハートフルCM
主人公はペンギンから犬にバトンタッチ

ジョン・ルイス「#BusterTheBoxer」

特定の商品の訴求は一切せず、見る人の心を掴むエモーショナルなCMでクリスマスの話題をさらう、英国の百貨店ジョン・ルイス。2014年の、少年・サムと雄ペンギン「モンティ」との絆を描いたCM「#MontyThePenguin」は、翌年のカンヌライオンズをはじめ数々の国際広告賞で高い評価を受けた。

今年の主人公は、ボクサー犬の「バスター」(ちなみに2015年のCMには動物は登場しない)。飼い主の女の子がベッドの上で飛び跳ねるのを、いつも羨ましそうに見ている。クリスマスイブの夜、女の子の父親がサプライズプレゼントとして庭にトランポリンを設置すると、深夜、そこにはキツネやリスなどの野生動物が次々とやってきて、楽しそうに飛び跳ねる。

それを見て …

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