市場環境の変化に合わせたコミュニケーターとしての役割に期待
おやつカンパニーは、同社が発売する商品「ベビースターラーメン」でなじみのあるマスコットキャラクター「ベイちゃん」と「ビーちゃん」が2016年をもって引退することを発表した。
1959年にベビースターラーメンが発売されてから約30年間、同商品のオレンジ色のパッケージには初代キャラクターとして女の子のイラストが描かれていた。その後1988年に発売当初からのベビースターの意志を受け継ぎつつ、オレンジ色のパッケージから白色のパッケージへと大きく変更した際に、新しいベビースターラーメンのマスコットキャラクターとして「ベイちゃん」(その後「ビーちゃん」登場)が描かれた。
その際、文字が読めない子どもでも「ベイちゃん」の衣装を見れば味の想像がしやすいようにと、フレーバーに合わせたさまざまな衣装を身にまとい、商品を訴求してきた。
そして2017年以降、「ベイちゃん」「ビーちゃん」からバトンタッチする形で、3代目ベビースターの新キャラクターがベビースターのブランド展開の多くの場面において活躍することとなった。順次店頭切り替えを行っていく予定だ。
今回の3代目キャラクターへのバトンタッチについて、同社 開発本部 マーケティング部の嶋崎康真氏は、「元々、先代のキャラクターであるベイちゃん、ビーちゃんはお子さまにも一目で味が分かる機能的な役割もありましたが、市場環境の変化を考えたときに『モノ』から『コト』へ、『物質的価値』から『情緒的価値』へと価値観が変化していく中、ベビースターを食べたときの想いや『キブン』を体現してくれるコミュニケーターという役割をキャラクターに付与する必要がありました。
しかし、2つのキャラクターが登場してから約30年ということもあり、この機会にキャラクターをバトンタッチさせることにしました」と話す。
3代目となる新キャラクターには今までの「美味しさ」や「味」だけでなく …