仕組の理解が十分でない「リース」メリットをわかりやすく伝える
VOLVO(ボルボ)ブランドの自動車の輸入販売を行うボルボ・カー・ジャパンは、2016年10月より新リース・プログラム「スマボ(R)(SMAVO)」を提供している。
自動車購入のハードルを下げることを目的としたもので、定額の月額リース料を支払うだけで、手軽に「ボルボ」車に乗ることができるというプログラムだ。車を購入する場合には、ローンを組むことが一般的だが、その場合には、頭金の準備、登録諸費用の支払い、保険、車検などの手間や負担が発生してしまう。それらを簡潔化させられる点が「スマボ」の特長だ。
これまでも各社がリースプランを提供しているが、一般消費者には「リース」の仕組み自体が未だ十分に理解されていないため、利用が進んでいなかったという。そこでボルボではリースのメリットを最大限生かしながら、手軽に新車に乗り換えができる点に着目し、独自の設定とコンセプトを開発した。
ボルボ・カー・ジャパン マーケティング部 ディレクターの関口憲義氏は、「『リース』という表現は使用せず、いかに『ラク』にボルボに乗れるかをアピールすることを課題に上げました。そこで、今回のようなユニークなテレビコマーシャルを実施することとしました」と話す。今回のキャンペーンは二段階の仕掛けがあるという。
二段階の仕掛けを施し幅広い層への認知拡大を企画
一段階目は、テレビCMだ。テレビは幅広い層への認知拡大が可能になるとの考えから、新しい購入プラン「スマボ」の認知を飛躍的に向上させたいという狙いだ。
この「スマボ」の名称には「スマートにボルボを購入」という意味を込め、スマホの名称を採用した。スマートフォーンのように「気軽に購入できるイメージ」を打ち出し、「スマホ」ではなく、「スマボ」であることの認知促進をさせたい想いがある。「スマボ」は日本語のみ商標登録済だという。
「CMを見た人に、スマホのイメージを喚起してもらおうと、ナレーターにはソフトバンクのテレビCMに登場している方を起用しています。さらにラジオCM(J-WAVEにて毎週土曜日配信)のBGMも、同じくソフトバンクのCMでも使用されているチャイコフスキーの『くるみ割り人形』を採用することで ...