広告界予測2017:アウディジャパン 井上氏「人材採用・育成への投資が加速」
広告界が長年にわたり抱えてきた課題が顕在化し、社会全体で大きな問題となった2016年。2017年は、改めてその問題に向き合い、業界全体を健全化しつつ、さらなる成長を図っていくための仕組みの再構築をスタートする年と言えそうです。
2017年度 広告界動向予測
2016年の出来事を踏まえて2017年の広告を考える時、最も象徴的なキーワードと言えるのは「消費者の広告への逆襲」になるのではないだろうか。
2016年は、大企業の広告において、Webで展開していた動画をテレビCMとして露出した結果、視聴者の批判が高まってしまい、CM放映中止や謝罪に追い込まれるケースが散見された。
従来のマスマーケティング時代においては、仮にテレビCMの表現に過激な点があり、一部視聴者の批判が高まったとしても放映自体が中止になることは少なかったし、仮に放映を中止したとしても企業側が謝罪のリリースまで行うことは稀だった。消費者の怒りやクレームが社会的な話題になることは難しい時代だったのだ。
それがソーシャルメディア時代になり …