2016年の出来事を踏まえて2017年の広告を考える時、最も象徴的なキーワードと言えるのは「消費者の広告への逆襲」になるのではないだろうか。
2016年は、大企業の広告において、Webで展開していた動画をテレビCMとして露出した結果、視聴者の批判が高まってしまい、CM放映中止や謝罪に追い込まれるケースが散見された。
従来のマスマーケティング時代においては、仮にテレビCMの表現に過激な点があり、一部視聴者の批判が高まったとしても放映自体が中止になることは少なかったし、仮に放映を中止したとしても企業側が謝罪のリリースまで行うことは稀だった。消費者の怒りやクレームが社会的な話題になることは難しい時代だったのだ。
それがソーシャルメディア時代になり …
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