専門特化したグループ会社群で 統合型の提案目指す
2010年6月、会社設立から10年の節目に、宝珠山卓志氏が社長に就任し、脱・モバイル広告の路線へと舵を切ったD2C。それから約6年、NTTドコモのグループ会社だからこその資産を生かした事業は継続しつつ、得意のモバイルを中核にデジタルマーケティング事業、さらにアジアへの展開と新たな挑戦を続けてきた。
「情報量が増え続けるネットの世界では、あらゆるメディアが絶対的な価値を高めることができたとしても、相対的な価値の低下は免れない。モバイル広告だけに留まらない、事業のポートフォリオ化が必要だと考えた」と宝珠山氏は当時を振り返る。
以後、クリエーティブ・ブティックのカケザン、アプリマーケティング支援のD2C R、デジタルマーケティング支援のD2C dotなどデジタル領域で必要とされる専門会社を次々と設立してきた。
「デジタルの産業が大きくなるにつれ …