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米国広告マーケティング事情

お取り寄せ食材で調理する「ミールキット」 2000億円市場に成長

松本泰輔

ハンバーガーやステーキなど不健康な食事のイメージが強いアメリカだが、ヘルシーでフレッシュな食材を宅配便で取り寄せ、それを家庭で調理する「Meal Kit」(ミールキット)産業が今年に入ってから大きく業績を伸ばしている。食品市場リサーチ会社Packaged Factsのレポート「Meal Kit in the U.S.」では、米ミールキット市場は現在20億ドル(2058億円)に達し、2025年までに350億ドル(3兆6000億円)まで成長すると予測している。

前年対比5倍に急成長
「ミールキット界のスタバ」ブルーエプロン

(1)ブルーエプロン

前年対比5倍の急成長を遂げる「ミールキット界のスターバックス」ことブルーエプロン。フレッシュな食材と調味料が入った箱を開けると、レシピを見ながらつくるだけで豪華な食事が楽しめる。ミールキットの出現で、アメリカの食卓事情がかわるのでは、とさえ言われている。
動画URL:https://media.blueapron.com/home_page/Splash/BlueApronBox.mp4

現在150社はあると言われるミールキット宅配会社の中で、突出している企業のひとつが2012年創業の「ブルーエプロン」(1)。今年は前年対比で売上を5倍に伸ばすほど好調だ。ブルーエプロンをはじめ各社ミールキットの仕組みは簡単。まずWebサイトのメニューから好きな料理を選択し購入すると、大体2日から5日で自宅にミールキットが届く(送料込み)。仮に不在中で玄関口に届けられたとしても、一日分のアイスパックが梱包されているので安心だ。箱の中には料理に必要な食材と調味料がすべて同封されているので …

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