メディア&クリエイティブ 時代に合わせて企業理念の表現は変わる!――CASE1 日立製作所
創業の理念や、世の中への提供価値など、その企業が持つ『DNA』は、時代が変化する中でも普遍なものと言えます。しかし、その伝え方は、消費者の価値観や行動パターン、メディア環境の変化に合わせて変えることが求められます。企業広告におけるメディア選定とクリエイティブの考え方について、企業広告に継続的に力を入れる4社に聞きました。
企業広告の想像を絶する!?効果
テレビCM「マウスと人と。あるOLの場合」篇。マウス製品の「使うほどに感じる品質」を、ユーザーだけに見えるマウス製品の化身=「Mr.マウス」が訴求する。
中村獅童さん扮する「Mr.マウス」が、その色気と自信に満ちた立ち居振る舞いで、OLや主婦を虜にしていくテレビCM「マウスと人と。」シリーズ。これとクリエイティブ連動した電車内広告とともに、目にした記憶がある人も多いのではないだろうか。今年1~2月、PCメーカーのマウスコンピューターが初めて展開したこの広告キャンペーンは、1993年にPC事業を立ち上げ、長年にわたりBTO(Build To Order:受注生産)PCを中心としたビジネスを展開してきた同社が、高品質・低価格のPCをこれまで以上に幅広い人々に提供していくためのきっかけをつくることを狙って企画制作したものだ。
PCに詳しい人やオンラインゲームプレイヤーからは …