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企業広告の想像を絶する!?効果

メディア&クリエイティブ 時代に合わせて企業理念の表現は変わる!――CASE3 明治

case 03
テレビCM、新聞広告などのマス広告の継続展開に加え、体験型コミュニケーションにも積極的な投資を行う

ものづくりへのこだわりを身近な切り口・表現で訴求

ものづくりへのこだわりを伝える企業広告「メイジのだいじ」のテレビCM。
動画URL:http://www.meiji.co.jp/gallery/cm/movie.php?id=company_meiji_2014_30s

「『食と健康』のプロフェッショナルとして、常に一歩先を行く価値を創り続けます。」――明治ホールディングス、明治、Meiji Seikaファルマの3社からなる明治グループが掲げている理念だ。菓子、牛乳、乳製品、栄養食品、薬品・医薬部外品など、幅広いカテゴリーの商品を製造・販売する同社。明治乳業と明治製菓が統合し、その後の再編で「株式会社明治」が生まれた2011年以降、企業広告には一貫してこの理念が基本メッセージとして込められている。

明治としての企業広告は、明治乳業と明治製菓の「統合認知」を高めることからスタートした。統合前の2社が長年にわたって築いてきた「Meijiブランド」の認知は90%を超えていたが、一方でブランドに対する詳細なイメージを聞くと、それは同社が目指すあり方とは一致していなかったという。「歴史や伝統を感じる」「親しみやすい」といった項目に比べ、先述のグループ理念にも深く関わる「健康な食品を提供している」「原材料にこだわっている」「技術力がある」といった項目の評価は、決して高くなかったのだ。

「社名を聞いただけで『健康的』という印象を与える食品メーカーもある一方で、明治という企業に対する食品メーカーとしての印象はややぼやけていました。『明治製菓』『明治乳業』ならば、どんな商品を世に送り出している企業かイメージできても、『明治』と言われるとよくわからない。それが、統合直後の明治の実態でした」と ...

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