ラジオの新しい取り組み 若年層への接触を図る
インターネットでラジオが聴けるサービス「radiko.jp(ラジコ)」は10月11日、過去1週間のラジオを遡って聴ける「タイムフリー」サービスの実証実験を開始した。同時に、SNSでラジオ番組を共有するサービス「シェアラジオ」の実験も開始。普段ラジオに接触が少ない若年層のリスナー(ユーザー)への聴取機会の拡大を図る。
ラジオ版「見逃し配信」 運用へ期待
「タイムフリー」は、放送地域のラジオ局のほぼ全ての番組を1週間遡って聴取することができる聴き逃し配信サービス。登録は不要で、ラジコのPCサイトやアプリから無料で利用できる。11日の開始から、ラジコに参加する全国82局の番組で利用できるようになった。放送対象地域にとらわれないエリアフリー聴取ができる「プレミアム会員(月額350円)」になれば、全国の番組を遡って聴くことができる。テレビに当てはめると、在京局を中心に各社や、TVerで行っている「見逃し配信」のラジオ版と言える。
ただ、ラジコで行うことで、全国の局を横断してサービスを行うことや、一部の権利上の関係で聴取できない番組を除き、ほとんどの番組が対象となることがテレビとは異なる。
なお、1つの番組を聞くことができる時間は3時間までと制限を設けている。例えば …
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